米共和党指導部:修正オバマケア代替法案、29日の採決検討

更新日時
  • 修正案を下院保守派が支持するも穏健派の大部分は依然反対
  • ライアン下院議長、下院が来週投票を行うのかとの質問に明言避ける

米下院共和党指導部は、修正オバマケア代替法案を保守派グループが支持したのを受け、同法案の早期採決を検討している。

  同法案の議会通過でホワイトハウスからの圧力に直面する中で、共和党の票読みチームは29日土曜日の採決で支持が得られるか見極めようとしている。同プロセスに詳しい共和党関係者が明らかにした。ただ、修正案について、穏健派の態度保留議員の支持を得られるかや、先の法案を支持した議員の一部が反対に回るかは不透明だという。

  29日はトランプ大統領の就任100日目で、下院指導部よりもホワイトハウスにとってより重要な節目だと同関係者は述べた。医療保険制度改革法(オバマケア)を成立7年目で撤廃する取り組みは先月、共和党内で代替法案への支持が足りず失敗したが、この状況を招いた同党下院保守派グループ「下院自由議員連盟」は26日、最新の修正法案を正式に支持した。

  同グループは発表文で「修正案は依然、オバマケアを完全に撤廃するものではないが、医療コスト低減という米国民との約束を守るため、われわれはこれを支持する構えだ」と表明。「同法案の改善で上院議員らとの協力を期待している」と付け加えた。

  しかし、共和党の中道派を率いるチャーリー・デント下院議員(ペンシルベニア州)は、穏健派の大部分が依然として反対していると述べた。同委員は修正案について、同法撤廃の試みが失敗した「責任を転嫁する」取り組みだと指摘した。

  下院共和党にはオバマケア撤廃という長年の公約の実現を求める強い圧力がかかっているが、同党指導部は投票の早期実施の見通しを示していない。ライアン下院議長は26日に記者団に対し、修正案が「保険料を低減させ、持病を持つ人を守りながら各州の柔軟性を高める素晴らしい方法だ」と評価。下院が来週投票を行うのかとの質問には「そのうち分かる」と述べて明言を避けた。

原題:GOP Leaders Weigh Saturday Health Bill Vote Amid New Support(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE