26日の米国株式相場は一時の上げを帳消しにし、この日の安値付近で引けた。前日までの2日間はトランプ政権の税制改革案公表を控えて経済成長押し上げへの期待が広がり、S&P500種株価指数は続伸していた。この日の発表では、減税の財源をどのように確保するのかという疑問に対し、回答は出なかった。

  S&P500種株価指数は1.16ポイント(0.1%)下げて2387.45。ダウ工業株30種平均株価は21.03ドル(0.1%)安い20975.09。一方で、小型株で構成するラッセル2000は過去最高を更新。ムニューシン米財務長官が概要を説明した案は、国内依存型の企業に大きな利点を与える可能性がある。

  株価指数は一時、このまま終えれば過去最高値を更新する水準に上昇したものの、米政府が北米自由貿易協定(NAFTA)離脱への大統領令を準備しているとの報道や、連邦通信委員会(FCC)がネット中立性規定を逆行させる提案を明らかにしたことを受け、上げを消した。

  S&P500種セクター別では電気通信サービスやヘルスケア、一般消費財・サービスが上昇。不動産や生活必需品は下落。金融と資本財・サービスはほぼ変わらず。

  商いが活発だったのはシーゲイト・テクノロジーやCRバード、ジュニパー・ネットワークス。いずれの出来高も30日間平均の3倍を超えた。

  デービッド・アインホーン氏率いるヘッジファンド運営会社、グリーンライト・キャピタルは25日のリポートで、米株式相場のバリュエーションは現実離れしているとして、バブルの可能性を顧客に警告した。S&P500種の株価収益率(PEレシオ、予想ベース)は2002年以来の高水準に近くなっている。

  27日にはフォード・モーターやコムキャスト、UPSなどの決算が発表される。

原題:MARKET WRAP: U.S. Stocks End Little Changed After Tax Unveiling(抜粋)
Stocks Slip, Dollar Pares Gain in Policy Whirlwind: Markets Wrap(抜粋)

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