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米政府閉鎖の回避目指す協議が大詰め、大統領はオバマケアで譲歩

更新日時
  • ホワイトハウスは補助の支払いを継続すると議員に明言
  • 歳出法案の大半の項目について与野党は合意も未解決の問題残る

米連邦政府閉鎖を回避する上で必要な1兆1000億ドル(約120兆円)の歳出法案に関する与野党協議は、医療保険制度改革法(オバマケア)の重要な柱を残すよう求める民主党議員の要求に応じる姿勢をホワイトハウスが見せたことで最終調整に入っている。

  下院共和党は26日夜、7日間の暫定予算案を提出。今会計年度末の9月30日までの政府運営に必要な予算を確保するための歳出法案の通過に向け、交渉をまとめる時間を稼ぐ狙いだ。これが成立すれば28日に政府機関が閉鎖に追い込まれる恐れはなくなるはずだが、議員らはまだ残る相違点について交渉を続けている。

  交渉について知る関係者1人によると、ホワイトハウスは26日午後、トランプ政権が争点だった低所得者向け医療費補助に使われる支払いを継続すると複数の議員に明言した。

  民主党のシューマー上院院内総務は同日午後の声明で「この判断で歳出法案に関する与野党合意に近づく」と指摘し、「未解決の問題はあるが、これは協議の前向きな動きだ」とコメントした。

  共和党と民主党の議員は歳出法案の大半の項目について合意した。合意の内容はこれまでのところ公表されていない。

   トランプ大統領はしかし、27日朝にツイッターに投稿し、「プエルトリコを救済し、オバマケア失敗のために保険会社に巨額の資金を与えるよう要求する民主党は、われわれが彼らの要求に応じなければ、政府の閉鎖を望んでいる」と批判した。

  ホワイトハウスが支払い継続を決めたことで、協議の行き詰まりが打開され、歳出法案が前進する可能性はあるが、議会がどれだけ迅速に行動するかは不明。

原題:Talks to Avert Shutdown Near End as Trump Bows on Obamacare (1)(抜粋)

(第2段落に短期暫定措置について追記、第6段落にトランプ大統領のツイートを加えます.)
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