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ノムラ元社員をインサイダー取引で訴追-約534万円違法利益と米検察

  • クリシュナムーシー被告が約4万8000ドルの違法な利益を得たと検察
  • リスク管理スペシャリストとして知り得た情報を悪用し株式を取引か

プライベートエクイティー(PE、未公開株)投資会社によるテクノロジー企業買収について知り得た情報を悪用し、インサイダー取引で違法な利益を得たとして、野村ホールディングス傘下のノムラ・セキュリティーズ・インターナショナルの元バイスプレジデントに対する訴追手続きが、マンハッタンのニューヨーク南部地区連邦地裁で行われた。

  元ノムラのアバニーシュ・クリシュナムーシー被告は、ゴールデン・ゲート・キャピタルによる米情報・分析会社ニュースターの買収計画を知り、約4万8000ドル( 約534万円)の違法な利益を得たと連邦検察当局は主張。ノムラが買収資金の調達を支援すると知った被告は、昨年11月に株取引を開始したが、ゴールデン・ゲートはその翌月、20%余りのプレミアムを上乗せした価格でニュースターを買収した。

  米証券取引委員会(SEC)は同被告を相手取り、連邦地裁に民事訴訟を起こしており、SECニューヨーク事務所の責任者アンドルー・カラマリ氏はクリシュナムーシー被告について、「雇用主から市場を動かす部外秘の情報を委ねられたが、個人の利益のためにそれを悪用した」と指摘した。

  SECによると、ニューヨークのノムラ米州部門でリスク管理スペシャリストとして勤務していたクリシュナムーシー被告は、ノムラには開示していない個人の証券口座と妻名義の別の口座を利用し、取引を隠そうとしたという。

  被告の代理人であるロバート・ボーム弁護士のコメントを求めて取材を試みたが、これまでのところ連絡が取れていない。ノムラの広報担当者は、コメントを控えている。

原題:Former Nomura Vice President Charged With Insider Trading (1)(抜粋)

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