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アインホーン氏の米グリーンライト、株バブル警告-税改革期待は後退

  • ヘッジファンドの1-3月期成績はプラス1.3%、S&P500に出遅れ
  • テスラと「バブルのバスケット」テクロノジー株に弱気、破裂見込む

デービッド・アインホーン氏率いるヘッジファンド運営会社、米グリーンライト・キャピタルは、企業収益を動かす米税制改革の可能性が低下しているため、米株式相場のバリュエーションは現実離れしていると指摘した。

  グリーンライトは25日付の顧客宛て書簡で、「強気派は伝統的なバリュエーションの尺度が一部銘柄にはもはや適用できなくなったと説明している。税制改革の見通しが薄れ、市場では利益が上がらず納税リスクのない企業への熱狂が再燃しているのだろう」と分析した。書簡はブルームバーグ・ニュースが閲覧した。

  以前に金融緩和による株高を警告していたアインホーン氏は今年に入り、トランプ米大統領が推進する税制改革が経済成長を押し上げ一部のポジションに好影響を及ぼす可能性を指摘していたが、最新の書簡でより悲観的な見通しを復活させた。

  書簡によると、グリーンライトのヘッジファンドの1-3月(第1四半期)運用成績はプラス1.3%と、S&P500種株価指数の同期間のリターン(プラス6.1%、配当再投資含む)に後れを取った。アップルやケマーズ、金への投資で利益が出たものの、電気自動車(EV)メーカーの米テスラとアインホーン氏が「バブルのバスケット」として挙げるテクノロジー株に対する空売りがリターンを圧迫した。「そのうちにバブルははじけるだろう」とグリーンライトは予想した。

  同社は株価水準がリセットされる時期は予想しなかった。書簡は「2000年3月のインターネット株バブル破裂のきっかけもよく分かっていないし、今についても特定のきっかけは思いつかない」とし、「いつ起こるかは予測しがたい」と付け加えた。
  

原題:Einhorn’s Greenlight Warns of Bubble as Tax Reform Hopes Dim (1)(抜粋)

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