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トランプ氏、「国境の壁」予算の先送り示唆で政府閉鎖の懸念後退

  • トランプ大統領は「国境の壁」予算確保先送りを示唆した
  • 共和党議員の大多数は依然、歳出法案の詳細を把握せず

トランプ米大統領が「国境の壁」の予算計上要求を和らげ、政府機関閉鎖につながりかねない争いから退いたとみられることから、共和党議員からは安堵(あんど)の声が相次いだ。

  しかし議会指導部は、28日までに成立させなければ政府機関の一部閉鎖を招くことになる1兆1000億ドル(約122兆円)規模の歳出法案をいまだに公表しておらず、議員の大多数は詳細を把握していない。このため同法案のスムーズな可決が難しくなる可能性がある。

  共和党のデーブ・ブラット下院議員は、現段階で公表にも至っていない歳出法案を急いで本会議採決にかけるやり方に地元有権者から疑問の声が出ていると述べた。

  共和党指導部がいつ歳出法案を公表するかは不透明だ。しかし、トランプ大統領が24日遅く、保守系メディアの記者らに、「国境の壁」の予算確保を先送りする可能性があると示唆したことは、大統領が同法案に署名する用意があるとのシグナルと受け止められる。同法案は現在、共和、民主の歳出担当議員らが非公開で検討している。

  共和党のマコネル上院院内総務は25日、記者団に対し、「向こう数日中に合意に達することを望んでいる」と発言。ただ、時間稼ぎのためつなぎの暫定予算が必要になりそうかどうかにはコメントを控えた。
  
  上院民主党スタッフが匿名を条件に明らかにしたところでは、共和党指導部が非公開で示した新たな歳出計画には「国境の壁」の予算は盛り込まれていなかったという。

原題:Trump Retreat Eases Shutdown Fears on Secret Spending Bill (1)(抜粋)

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