日立製作所は25日、ルクセンブルクの機械メーカーのアキュダイン・インダストリーズから、空気圧縮機の製造・販売を手掛けるサルエアーを1357億円で買収すると発表した。

  日立は、アキュダインと同社子会社などが保有するサルエアーの米国やアジア事業の株式100%を取得することで同日合意した。同社は中期経営計画で約1兆円規模の企業買収方針を打ち出しており、この契約はその一環。都内で会見した青木優和副社長は、今年度中の買収完了を目指していると話した。

  日立は工場内でのエアブラシなどの機器に使われる空気圧縮機分野で、サルエアーの北米地域を中心とした世界的な販売網を獲得することになる。日立は産業機器分野では空気圧縮機を重点事業と位置づけており、サルエアーの製品群にそれを補完できる自社製品を加えることで同事業の拡大を目指す。また注力しているさまざまな機器をインターネットでつなぐ「IoT」技術に対応した製品もサルエアーの顧客に販売する考えだ。

  青木氏によるとサルエアーの売り上げの約6割が北米。中国やオーストラリアにも販売網があるのが強みだという。買収をてこに2020年ごろまでに空気圧縮機事業の売上高を2-3割増やし、1000億円を目指したいと話した。

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