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J&Jとバイエルの抗凝固剤巡る米裁判が審理入り-警告に不備と患者

  • 「イグザレルト」巡る裁判が審理入りするのは初めて
  • イグザレルトはバイエルの主力製品、J&J製品では売上高3番目

ジョゼフ・ブドローさんは米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)の抗凝固剤「イグザレルト」を服用したのは人生で最大級の過ちだったと話す。

  イグザレルトは脳卒中のリスクを低下させるはずだったが、ブドローさんによれば内出血を引き起こし1週間にわたり入院し集中治療室で過ごすことを余儀なくされ、複数回の輸血と心臓処置が必要になったという。「あの薬で他の人が私のような苦しい目に遭うことがないようにしたい」というブドローさんは24日、ニューオーリンズの連邦地裁陪審に対し、イグザレルトを共同開発したJ&Jと独バイエルの重大な副作用の責任を認めるよう訴えた。同薬を対象とした訴訟が審理入りするのは初めて。   

  両社はイグザレルトの内出血問題を巡り米国の患者1万8000人余りからの訴訟に直面している。イグザレルトはバイエルの主力製品で、昨年の売上高は32億4000万ドル(約3600億円)。J&Jにとっては売上高3番目の製品。

  米国で同薬を販売するJ&Jのジャンセン部門の広報担当、ウィリアム・フォスター氏は「イグザレルトの訴訟で指摘された点は、同薬に関する何年にもわたるデータや安全性・効能面の米食品医薬品局(FDA)の判断と矛盾する」との見解を示した。バイエルは一部の患者から苦情があるものの、イグザレルトによる出血リスクは同薬の注意書きで十分に説明されており、処方する医師にも周知されているとしており、広報担当のアストリッド・クランツ氏は電子メールの発表文で同薬の「安全性と効能を支持し、積極的に抗弁していく」方針を示した。

Blockbuster Blood Thinner

原題:J&J, Bayer Accused of Hiding Blood-Thinning Drug’s Flaws (1)(抜粋)

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