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米最高裁:GMの訴え退ける、始動装置不具合問題-巨額賠償リスク

  • 原告側は最高で1.1兆円の賠償請求の可能性
  • GMは破産法の規定を理由に免責を求め上訴していた

米ゼネラル・モーターズ(GM)のイグニッションスイッチ(始動装置)不具合問題で、米連邦最高裁判所は24日、米連邦破産法11条の規定を理由に免責を求めたGMの上訴を退けた。この結果、同社は自動車価格の値下がりへの補償を求める巨額の賠償請求に直面する可能性が出てきた。

  最高裁判事らは、連邦破産法の規定は2009年の破産法適用申請で新会社となる前に起きた事故に関する訴訟や、欠陥で車が値下がりしたとする賠償請求を免責するものではないとした連邦高裁の判断を支持した。原告らの弁護士は同社への賠償請求額は最大で100億ドル(約1兆1000億円)になると推定している。

  モーニングスターのアナリスト、デービッド・ホイストン氏は電話インタビューで、今回の最高裁判断によって、GMは配当支払いや自社株買いの妨げになり得る和解を余儀なくされるのではないかとの小さなリスクが生じたと指摘。「市場はこれを嫌気するだろうが、これは非常に小さなリスクだと私は考える。株価の重しを取り除くため、むしろ、より早期の和解が望ましいと思う」と説明した。

  24日の米株式市場で、GMの終値は0.5%高の33.91ドル。
  
原題:GM at Risk of Billions in Ignition Claims After Court Rebuff (2)(抜粋)

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