ロシアの原油減産は容易でない可能性-下期もOPEC減産延長なら

  • ロシアの産油量は通常、7-12月に増える
  • 露エネルギー相は今週、同国の石油各社と会談する予定

ロシアの石油会社にとって、原油価格押し上げに向けた石油輸出国機構(OPEC)との協調減産合意は容易だった。しかし、減産の延長についてはそれほど簡単ではなさそうだ。

  今年に入ってこれまでの減産については、ロシアの原油生産が例年この時期に停滞することから、原油価格の10%余りの上昇と引き替えに同国が払った犠牲は比較的小さかった。OPECとの協調減産についてロシアのノバク・エネルギー相と今週協議する予定の同国の石油業界の有力者らにとって、減産を6月以後も延長する政府の決定は増産計画を阻むことになり、最初の合意よりも頭痛の種が増える可能性がある。

  英オックスフォードエネルギー研究所のロシア石油業界に関する専門家、ジェームズ・ヘンダーソン氏は電話インタビューで「上期(1-6月)に生産を減らすのは驚きではなく大きな問題でもなかった」と指摘。「下期(7-12月)に入ると話は別だ。今年の増産は考えられなくなる」との見方を示した。

  OPECとOPEC非加盟国は5月25日にウィーンで会合を開くが、それに先立ち、ノバク・エネルギー相は今週、ロシアの石油各社と会談する予定。同相は今月21日、減産を延長するかどうかについてロシア国内で「協議中」であり、「現行の半年間の合意の期限が来るまでの市況」次第だと述べた。

原題:Russia’s Oil Cuts Won’t Be So Easy If OPEC Deal Is Extended(抜粋)

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