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「まるで王様気取りの子供」 -マクロン氏に厳しい批判も

  • 決選投票進出決めただけなのに「王様気取りの子供」-政治学教授
  • 詰めが甘く、油断が過ぎれば有権者からそっぽ向かれる可能性

フランス大統領選の5月7日の決選投票進出を決めた中道・独立系のマクロン前経済相に対し、一部から厳しい批判が寄せられている。

  23日実施された第1回投票で勝利後、マクロン氏(39)は15分間のスピーチに臨んだが、その内容がまるで大統領就任が最終的に決まったような内容だったとして、詰めの甘さを指摘する声が聞かれる。演説後にスタッフを連れてパリの老舗レストラン、ラ・ロトンドで24日未明まで過ごした行動も、フィガロ紙からサルコジ元大統領の祝賀パーティーと比較される始末だった。

  パリ政治学院のトマ・ゲノール教授(政治学)は「マクロン氏は既に2つの重大なミスを犯した」と語る。「スピーチは単に勝利を祝う内容で、その後に仲間と祝う以上の行動もなかった。国の指導者にふさわしい自分を見せる必要があったのに、まるで王様気取りの子供のようだった」と付け加えた。

  フランスでは、大統領のイメージが就任前に既に決まりかねない。例えば、ニコラ・サルコジ氏は2007年の大統領選勝利を高級レストランで祝い、派手な人物との評判を固めたほか、フランソワ・オランド氏は12年の就任日が大雨で、フランス復活に取り組もうにも同日のびしょぬれ姿が邪魔をした。

  世論調査によれば、マクロン氏は決選投票で極右政党、国民戦線(FN)のルペン氏に約20ポイントの差を付けて勝利する見込みだが、油断している印象があれば、有権者にそっぽを向かれるリスクはある。そうなれば、政治エリート層に忘れられた存在になっているとの感を抱く有権者に団結を呼び掛け、議会から政策の承認を受けるのが一段と困難になる。ゲノール教授も「ぎりぎりの勝利になるリスクはある」と指摘した。

原題:Macron Struggles in French Media Spotlight as Presidency Beckons(抜粋)

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