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影の金融支える「委託投資」が突然の方向転換、中国相場に動揺

  • 銀行は当局からのリスク抑制の相次ぐ指針に対応、資金引き揚げ
  • 中国の株式・債券相場が下落-ANZは売りが今年強まると予想

中国市場の巨大な資金源、いわゆる「委託投資」が突然、方向転換を始めた。資産運用業界は動揺し、人民元建ての債券と株式が大きく値下がりしている。

  銀行は何年も外部の資産運用会社に資金運用を委託してきたが、ここ3週間ほどの間に当局がリスク抑制に向けて相次ぎ打ち出した指針に対応し、資金を引き揚げている。中国の金融システムのレバレッジを高め、透明性を小さくしているとして、委託投資はやり玉に挙がってきた。

Breakdown of Entrusted Investments

  銀行の資金引き揚げに伴い、株式市場は過去6営業日で時価総額を3150億ドル(約34兆7000億円)削り、債券利回りは約2年ぶり高水準に達した。金融市場の安定を損ねることなく、シャドーバンキング(影の金融)の活動抑制を図るという当局の課題の難しさが浮き彫りとなっている。

  中国政府は必要なら資産価格を支える多くの手段を備えているものの、オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)は売りの度合いが今年強まると予想。海富通基金(HFTインベストメント・マネジメント)の何謙ポートフォリオマネジャー(上海在勤)は「資金は大量流出している」と述べた。

  中国銀行業監督管理委員会(銀監会)は銀行に対し、投資信託・信託・先物会社や証券会社が発行した商品を含め委託投資の規模を報告するよう要請。銀監会は委託投資を明白には禁止していないが、6月12日までの報告と、高度なレバレッジなどが絡んだケースでは11月30日までの是正を求めている。ブルームバーグ・ニュースが入手した文書で分かった。

  銀監会にファクスでコメントを要請したが、返答は得られなかった。 

Bond Selloff

原題:China Markets Reel as $1.7 Trillion in Shadow Funds Unwinds (1)(抜粋)

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