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【個別銘柄】コマツや任天堂上昇、ヤマト高い、ドコモ下落(訂正)

訂正済み

25日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

  コマツ(6301):前日比4.4%高の2849円。建設機械最大手の米キャタピラーが発表した1-3月の機械売上高は前年同期比1%増だった。アジア太平洋地域の販売が好調で2012年11月までの3カ月以来の増加となった。岩井コスモ証券投資調査部の林卓郎氏は、キャタピラーの発表を受けて事業環境が良くなっていることが示され好感された、と電話取材で話した。

  任天堂(7974):2.2%高の2万7960円。モルガン・スタンレーMUFG証券は投資判断「オーバーウエート」、目標株価3万3000円で調査を再開した。ゲーム機「スイッチ」の販売競争力は高く、主力タイトルの高水準な販売を予想。営業利益率は16年度の4%台から19年度には約23%へ伸びると見込む。20-21年度までのスイッチ累計販売台数4000万台程度を株価は期待として織り込んでいるとみるが、同証は20年度までに5400万台を予想。市場の想定台数は依然保守的で今後期待値の上昇余地は大きいと指摘した。

  ヤマトホールディングス(9064):5.6%高の2430円。9月にも宅配便の基本運賃を5-20%引き上げる方針を固めたと25日付の日本経済新聞朝刊が報じた。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、報道内容が事実であれば同証予想の19年3月期営業利益855億円の確保のために値上げ幅は十分だと指摘。収益改善効果は小さくないとし、ポジティブとの見方を示した。

  NTTドコモ(9437):2.1%安の2580円。18年3月期営業利益は前期推定から微増の9500億円にとどまりそうだと25日付の日本経済新聞が報じた。格安スマートフォンとの競争激化で顧客囲い込み費用が負担となる。ブルームバーグによるアナリスト19人の予想平均は1兆2559億円。

  LIXILグループ(5938):3.7%安の2713円。17年3月期営業利益は、海外ウォーターテクノロジー事業の好調などで従来計画を3.1%上回る670億円になったようだと発表したが、市場予想の738億円は下回った。従来計画との差について三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、小幅にとどまったと指摘した上で、18年3月期ガイダンスは同証予想やコンセンサスを下回るリスクが高く、株価には短期的にネガティブと指摘した。

  NEC(6701):3.5%高の270円。17年3月期営業利益は従来計画から37%上振れて410億円になったようだと24日に発表した。システムプラットフォームやテレコキャリアシステム事業などで費用効率化が進んだ。ブルームバーグによる市場予想平均339億円を上回った。

  イリソ電子工業(6908):6.4%高の6860円。みずほ証券は、投資判断「買い」、目標株価8600円で調査を再開した。主力の車載向けコネクタは自動車の電装化に伴い中長期的な需要拡大トレンドにある上、先進運動支援システムなどの高信頼分野で売り上げを伸ばしていると評価。18年3月期以降、全体業績は再度成長に向かうと予想した。

  マクニカ・富士エレホールディングス(3132):5.9%高の1603円。17年3月期の営業利益は104億円と従来計画の70億円を49%上回ったもようと24日に発表。前の期比では28%減益が一転、6.9%増益になる。円安や半導体需要の回復が寄与、セキュリティ関連 を中心にネットワーク事業も好調だった。

  ぴあ(4337):5.2%安の2830円。運営を受託しているプロバスケットボールリーグのチケットサイトでサイバー攻撃による不正アクセスが確認され、最大約15万5000件の個人情報が流出した可能性があると25日正午に発表した。クレジットカード番号による不正使用は197件、630万円(21日現在)。

  昭和電工(4004):9.2%高の1905円。17年12月期営業利益予想は前期比30%増の545億円と、25日午後2時に発表した。ブルームバーグによる市場予想平均値454億円を上回る。主力の石油化学、化学品、エレクトロニクスがいずれも増収増益と想定。同社は子会社の昭光通商(8090)の売り上げ計上問題で決算発表を2回延期していた。昭光通商は6.8%高。

  日本写真印刷(7915):5.2%高の2810円。クレディ・スイス証券は向こう12カ月では年間営業利益200億円が視野に入ると予想し、投資判断「アウトパフォーム」、目標株価3700円を継続した。17年12月期(9カ月変則)の期初計画はスマートフォン向けの立ち上がりリスク考慮から同証予想を下回る可能性はあるが、株式市場が懸念するシェア・競合環境面では経営陣から強気コメントが出るとみる。

  大紀アルミニウム工業所(5702):5.1%高の492円。17年3月期の連結営業利益は前の期比28%増の47億3000万円と、従来計画の43億9000万円を上回ったもようと24日に発表した。製品と原料の価格差が計画値より上振れ、売上総利益が市場予想を上回った。期末配当を1株6円から8円に増額し、年間でも12円から14円に増やす。前の期実績は10円。

  グリー(3632):1.4%高の867円。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、投資判断を「アンダーウエート」から「中立」に引き上げた。12日に配信を開始したゲーム「アナザーエデン 時空を超える猫」が好調なスタートによる売り上げへの貢献を勘案し業績予想を上方修正した。目標株価は540円から760円に変更。

  ニトリホールディングス(9843):1.9%安の1万4710円。4月度の既存店売上高は前年同月比2.6%減だったと発表した。今期に入り2カ月連続で前年実績を下回った。キッチンやバス・トイレ用品などが売り上げに貢献したが、昨年と比較して休日が一日少ないことが影響した。

  オイレス工業(6282):3.9%安の1924円。17年3月期純利益は14億6000万円と従来計画から61%下回ったようだと発表。構造機器事業で収益性が低下した固定資産の減損損失を計上した。

  伯東(7433):14%高の1146円。17年3月期営業利益は20億7000万円と従来計画から22%上振れたもようと発表した。同時に発行済み株式総数の6.84%、15億円を上限に自己株を取得することも公表。車載向けやタブレット端末向け半導体の販売が伸びたほか、東南アジアでの電子部品の取引増加も利益を押し上げた。

  鉄建(1815):2.2%高の320円。17年3月期営業利益は従来計画から8.9%上振れて61億円になったようだと発表した。手持ち工事の施工高が予想を上回ったほか、土木・建築工事の利益率向上などが寄与した。

(任天堂のスイッチの販売台数を訂正します.)
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