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中国:不良債権状況落ち着く、資本流出圧力は緩和-人民銀の易副総裁

  • 人民銀は「慎重」な金融政策を追求-ブルームバーグNY本社で発言
  • 「全体的なリスクはコントロールされている」

中国では景気回復が進んでいることから、不良債権の状況は落ち着き、資本流出圧力が緩和した。中国人民銀行(中央銀行)の易綱副総裁が24日、ブルームバーグのニューヨーク本社で開催された国際金融・インフラフォーラムで述べた。

  易副総裁は「長期にわたり増えていた不良債権はかなり安定化しつつある」と説明。「金融市場における良好な展開だ。資本流出圧力は最近、緩和されたが、引き続き注視すべき事象だ」と語った。中国の不良債権比率は2016年10-12月(第4四半期)、12年以来の低下となった。

人民銀の易副総裁がフォーラムで中国経済などについて講演

(Source: Bloomberg)

  易副総裁は人民銀が「慎重」な金融政策を追求するとともに、経済安定と金融レバレッジ縮小および「資産バブル」管理の必要性のバランスを取っていくと表明。「シャドーバンキング(影の銀行)」業界の透明性と規制を改善させ、システミックリスクを防ぐため不良債権と資本動向、住宅相場を監視するとも述べ、その上で「全体的なリスクはコントロールされている」と明言した。

  易副総裁によれば、中国政府は国内経済に安定に伴い、株式・債券市場の開放を進め、海外での人民元利用を促していく。外国の銀行・証券会社への債券引き受け・決済の免許付与を増やし、人民元取引をしやすくするため複雑な事務手続きを減らし、トレーディング関連の障壁を取り除くとしている。

  本土の債券市場に海外投資家を呼び込むため、当局がヘッジ手法拡大支援と税制簡素化を進めるとも説明し、こうした取り組みは「金融セクターをさらに開放する中国政府の決意の表れ」だと指摘した。

原題:China’s Bad Loans, Capital Outflows Stabilize, PBOC’s Yi Says(抜粋)

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