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4月24日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は 次の通り。

◎NY外為:ユーロが上昇、フランス大統領選第1回投票の結果を好感

  24日のニューヨーク外国為替市場ではユーロが上昇。フランス大統領選挙第1回投票で中道のマクロン前経済相が極右のルペン国民戦線(FN)党首を抑え、首位で決選投票に進んだことが買い安心感を誘った。

  ユーロや新興市場通貨が上昇した一方、円やドルなど逃避先とみなされる通貨には売り圧力がかかった。左派のメランション氏が決選投票に進めなかったことも安ど感につながった。第1回投票は直前の世論調査に近い結果に終わり、調査の精度が確認される格好となり、5月7日の決選投票に向けて投資家の間で安心感が広がった。

  ニューヨーク時間午後5時現在、ユーロは対ドルで前週末比1.3%上げて1ユーロ=1.0868ドル。対円では2%上昇し1ユーロ=119円29銭。ドルは対円で0.6%高の1ドル=109円77銭。

  ユーロはアジアの取引時間帯で最も上昇した。商いが薄い中をストップロスの買い注文が発動され、ユーロは対ドルで昨年11月10日以来の高値を付けた。対円では2013年4月以来の大幅高となった。

  ドルはディフェンシブな動きとなったが、後半に下げのおよそ半分を埋めた。市場は今週発表される米税制改革の詳細を待っている。

  欧州中央銀行(ECB)政策委員会の定例会合を27日に控え、引き続きユーロに注目が集まる可能性がある。フランス大統領選の結果を受けてECBが政策を変更するとは予想されていないが、トレーダーはドラギ総裁の発言からトーンの変化を読み取ろうとするだろう。

  ドラギ総裁は21日、「基調的なインフレは依然として弱く、インフレの軌道は現在の極めて良好な資金調達環境に決定的に依存している。持続的なインフレ調整が継続可能な形で実現するという十分な確信はまだ持てない」と述べた。

  ゴールドマン・サックスはリポートで、ルペン党首の大統領就任あるいはユーロ圏分裂の確率は低いと市場がみなせば、ユーロは1ユーロ=1.13ドル近くに押し上げられる可能性があると指摘した。
原題:Euro Holds Gains as French Presidential Vote Sparks Relief Rally(抜粋)

◎米国株:反発、フランス選挙結果で安心感-金融株が買いを集める

  24日の米国株式相場は反発。フランス大統領選挙の第1回投票結果を受けて、金融市場では世界的に安心感が広がった。トランプ米大統領は今週、税制改革のおおまかな骨子を発表することになっている。

  S&P500種株価指数は1.1%上昇の2374.15。先週21日には金融株が売られ、指数全体では0.3%下げていた。ダウ工業株30種平均株価はこの日216.13ドル(1.1%)高い20763.89ドル。ナスダック総合指数は1.2%上げて5983.82と、過去最高値を更新した。同指数は昨年11月8日以降15%上昇。値上がり率は同期間のS&P500種の11%を上回っている。

  S&P500種のセクター別では金融が特に上昇し、2.2%高。資本財・サービスと情報技術も高い。原油価格が下げたにもかかわらず、エネルギーは0.5%上昇した。

  25日にはデュポンやマクドナルド、コカ・コーラ、キャタピラーなどが決算を発表する。
原題:MARKET WRAP: U.S. Stocks End Higher as Financial Shares Rally(抜粋)
Risk On as French Vote Ripples Around the World: Markets Wrap(抜粋)

◎米国債:下落、仏大統領選の結果受け-リアルマネー系は買いの動き

  24日の米国債相場は下落。フランス大統領選の第1回投票の結果から、経済成長を重視する中道・独立系のマクロン前経済相が決選で勝利すると示唆されたことが背景にある。ただしリアルマネー系の投資家の買いやショートカバーが入り、下げ幅を大きく縮める展開ともなった。

  ニューヨーク時間午後5時現在、10年債利回りは前週末比3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.27%。一時は8bp近く上げる場面もあった。ニューヨーク在勤のトレーダーによれば、リアルマネー系の投資家が5年債と10年債に買いを入れたことで、米国時間帯に下げを縮めた。  

  24日公表のフランス大統領選挙決選投票に関するオピニオンウェイの日次世論調査では、マクロン前経済相が61%対39%でルペン国民戦線(FN)党首を破るとの予想が示された。

  ロンドン在勤のトレーダーによれば、この日は午前中に幅広い年限の米国債先物でショートカバーの動きが見られた。

  5年債と30年債の利回り差(イールドカーブ)は112.5bpに縮小した。

  米財務省は今週、2年、5年、7年債の入札を実施する。最初は25日の2年債で発行額は260億ドル。

  このほか今週の注目材料として、デュレーション(平均残存期間)延長を目的とした月末特有の買いや、週末の政府閉鎖を回避するための連邦予算の問題解決、ヘルスケア法案と税制改革をめぐる状況の進展などが挙げられる。
原題:Treasuries Trim Declines From French Election as Buyers Emerge(抜粋)
原題:USTs Grind Higher Supported by Real-Money Demand, Short-Cover(抜粋)

◎NY金:下落、仏大統領選でマクロン氏勝利との見方-逃避需要が減退

  24日のニューヨーク金先物相場は下落し、ほぼ2週間ぶりの安値となった。フランスでマクロン前経済相が次期大統領に就任するとの見方を背景に、リスクの高い資産が買われた。

  ナティクシスのアナリスト、バーナー ド・ダダ氏(ロンドン在勤)は「金は今年に入って地政学的な緊張に支えられてきた。市場はフランスでの悪いサプライズを織り込んでいた」と指摘。「決戦投票に進むのが極端な主張の2候補ではないとの事実を受けて、こうした動きは弱まった」と述べた。

  ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は前週末比0.9%安の1オンス=1277.50ドルで終了。一時は1266ドルと、11日以来の安値をつけた。

  銀先物も値下がり。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のプラチナ先物は下落、パラジウムは上昇した。
原題:Gold and Bullion Miners Tumble as French Vote Cuts Haven Demand(抜粋)

◎NY原油:6日続落、米原油生産増加見通しで売り

  24日のニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が6営業日続落。国内の石油リグ(掘削装置)稼働数が先週も増えたことがベーカー・ヒューズ発表のデータで明らかになり、米国の原油生産が引き続き増えるとの観測が広がった。

  エネルギー関連の商品に重点を置くヘッジファンド、アゲイン・キャピタル(ニューヨーク)のパートナー、ジョン・キルダフ氏は電話取材に対し、「リグ稼働数がまた増加し、生産が増える見通しとなった一方、サウジアラビアとロシアは減産延長に慎重な姿勢を見せている」と指摘。「市場は中身のないジェスチャーに飽き飽きしており、在庫に対する影響が実際にあるという確かな証拠を見る必要がある」と話した。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は前週末比39セント(0.79%)安い1バレル=49.23ドルと、3月28日以来の安値で終了。北海ブレント6月限は36セント(0.7%)下げて51.60ドルで取引を終えた。
原題:Oil Falls to Four-Week Low as U.S. Drilling Seen Boosting Output(抜粋)

◎欧州株:ほぼ全面高、フランス株が主導-マクロン氏勝利の期待で

  24日の欧州株式市場では、フランス株が上げを主導した。大統領選の第1回投票で景気促進に前向きなマクロン前経済相が決選投票に進み、大統領就任への期待が高まった。

  フランス株の指標CAC40指数は前週末比4.1%上昇し、2015年8月以来の高値で引けた。ドイツのDAX指数は過去最高値を更新。

  欧州株の指標であるストックス欧州600指数は2.1%、ユーロ・ストックス50指数は4%それぞれ値上がりし、いずれも15年8月以来の高水準に達した。

  CMCマーケッツ(ロンドン)のアナリスト、マイケル・ヒューソン氏はリポートで、「マクロン氏の仏大統領当選」を市場は織り込みつつあると指摘。「最も大きく上げているのは銀行株で、仏銀株が主導している」と付け加えた。

  この日の西欧市場では主要株価指数全てが上昇。23日遅くに発表された世論調査によれば、決選投票ではマクロン氏がルペン国民戦線(FN)党首を20ポイント余りの差をつけて勝利する見込み。

  ストックス600指数の業種別指数で銀行株の上昇率が首位。ユーロ・ストックス銀行指数は7.4%上げた。これは2012年以来の大きな上げ幅。
原題:European Stocks Rally With CAC 40 After French Election Result(抜粋)

◎欧州債:ドイツ債下落、フランス債が上昇-仏大統領選の結果を受け

  24日の欧州債市場ではフランス国債が上昇。大統領選第1回投票の結果を受けて、10年物利回りは9bp低下。リスクヘッジの解消でドイツ国債のスワップ取引に対するパフォーマンスは大きく下回った。

  国債利回りは幅広い年限で9-11bp上昇し、独債に対するスプレッドが大幅に縮小。トレーダーらによれば、大規模なショートカバーがフランス国債を支えた。リアルマネー系がイタリア国債を購入し、スペインの3年物と15年物に強い需要があった。

  中核国の国債に対するスプレッドが大幅に縮小;フランスとドイツの10年債の利回り格差は約18bp縮小;ポルトガル債は独債に対し25bp縮め、スペインとイタリアの対独債スプレッドは14-15bp縮小。
原題:Bunds Sink as Le Pen Tail Risk Eases; End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

(外為、米国債を更新します.)
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