トランプ米大統領は24日、「国境の壁」を巡り予算確保を先送りする用意があることを示唆した。これにより議会は政府閉鎖を回避するための歳出法案で、作成作業を完了できる可能性が出てきた。

  同大統領はホワイトハウスで、保守系メディアの記者のグループに対し、国境の壁の予算を盛り込むよう議会に要請するのを9月まで延ばすかもしれないと語った。会計年度末に当たる9月末まで連邦政府の業務を続ける予算を今週通過させることへの最大の障害が、当面は取り除かれることになる。

  「国境の壁の予算について、トランプ大統領は今週獲得できるかもしれないし、9月にあらためて求めるかもしれないと語った」とワン・アメリカ・ニュースのホワイトハウス担当記者がツイッターで伝えた。匿名で語ったホワイトハウスの担当者はトランプ大統領の発言内容を認めた。

  歳出法案通過には民主党からの支持が必要で、トランプ大統領が就任100日目となる29日の政府閉鎖という不名誉な記録を作るのを避けるため妥協すると民主党議員らは期待している。

  ジャーナリストらとの会合より前は、トランプ大統領はまだ国境の壁に固執し、24日にもツイッターで「薬物が米国に流れ込み、米国の若者やそのほか大勢の国民を害するのを防ぐために壁は有用だ」と論じていた。

  歳出法案通過以外で政府閉鎖を回避するには、短期の支出計画で29日朝の期限後に1週間程度、交渉を続けるための時間を稼ぐ方法がある。  

  スパイサー大統領報道官は「政府が閉鎖されることはないと確信している」と述べたが保証はないと付け加え、トランプ大統領が国境の壁のために政府閉鎖を辞さないかどうかについては言明を避けた。

原題:Trump Signals Shift on Wall Funding to Avert Government Shutdown(抜粋)

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