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蘭アクゾノーベル、米PPGの上乗せ買収案を検討へ-約3.2兆円相当

  • アクゾは「慎重に吟味し、検討する」方針を表明
  • PPGは「最後の」一方的な買収案を提示

欧州最大の塗料メーカー、オランダのアクゾノーベルは、同業の米PPGインダストリーズが一方的に新たに提示した269億ユーロ(約3兆2180億円)相当の買収案を検討する方針を明らかにした。PPGによる買収提案は3度目で、これが最後という。

  アクゾは24日の発表資料で、買収案を「慎重に吟味し、検討する」方針を示した。PPGはアクゾに対し、1株当たり96.75ユーロ相当の買収案を提示。これにはアクゾが支払う方針の配当も含まれており、3月8日終値を50%上回る水準。従来の条件は配当支払いも含み、アクゾを1株当たり90ユーロと評価していた。

  アクゾのトン・ビュークナー最高経営責任は、PPGが3月22日に提示した修正案がアクゾの価値を過小評価しており、株主の利益にならないほか、人員削減につながる恐れがあるとして、拒否していた。同CEOは、同社を2分社化し株主への配当を引き上げる方針を示しているが、PPGは今回の上乗せ案はこれを上回る内容だと指摘した。

  アクゾからの買収案拒否を想定し、PPGは競争当局による反対で取引がまとまらなかった場合、「大幅な」ブレークアップ・フィーを支払う意向も示した。アクゾの欧州工場を米国に移転しないことも約束した。  

原題:Akzo Nobel Mulls PPG’s Sweetened $29 Billion Takeover Offer (2)(抜粋)
Akzo Nobel to ‘Carefully Review and Consider’ PPG’s Third Bid(抜粋)

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