円、対ユーロで4年ぶり大幅安-仏大統領選結果でポジション整理進む

  • ルペン氏当選の公算縮小でユーロ変動率見通しは低下
  • 安全資産の円から高利回り資産へと資金がシフト

24日の金融市場では、フランス大統領選で極右候補のルペン氏が勝利した場合に備えてかけたヘッジを縮小する動きが活発になった。第1回投票の結果から、同氏が当選しフランスがユーロ離脱を模索する可能性は低下したと判断している様子だ。

  昨年の米大統領選や英国民投票の後のようなサプライズに対する警戒感は後退し、ユーロや高利回り資産が上昇。ボラティリティー拡大を見込むポジションは削減され、安全資産は値下がりした。

  CMCマーケッツのチーフ・マーケット・ストラテジスト、マイケル・マッカーシー氏(シドニー在勤)は「世界経済はまた1つ障害を乗り越えたという安心が広がっており、リスク資産の上昇相場につながるはずだ」と述べた。

  ユーロは過去5カ月強で最大の上昇。一方、今年に入り地政学的な緊張が世界的に高まるなか着実に上昇してきた円は、ユーロに対し4年ぶりの大幅安を記録した。

  SMBC信託銀行によると、1カ月物のドル・円オプションのインプライド・ボラティリティ(IV、 予想変動率)は、ユーロ・ドルよりも大きく低下しており、第1回投票の結果でリスク志向が著しく改善したことを示唆している。

原題:Charts Show Traders Writing Down Chances of a Le Pen Presidency(抜粋)

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