コンテンツにスキップする

きょうの国内市況(4月24日):株式、債券、為替市場

国内市況の過去の記事はこちらです。指標はここをクリックして下さい。

●日本株続伸、仏大統領選の不安後退と円安-内外需上げTOPIX1500

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  東京株式相場は続伸。フランス大統領選の第1回投票結果を受け、過度なポピュリズム台頭への不安が後退した上、為替の対ユーロ、対ドルでの円安推移が好感された。精密機器や電機など輸出株のほか、銀行など金融株、陸運や建設など内需株と幅広い業種が高い。

  TOPIXの終値は前週末比14.61ポイント(1%)高の1503.19と3日続伸、終値では4月5日以来となる1500ポイントを回復した。日経平均株価は255円13銭(1.4%)高の1万8875円88銭と2営業日連続の上昇。

  岡三アセットマネジメントの前野達志シニアストラテジストは仏大統領選について、反欧州連合(EU)で極右のルペン氏と極左のメランション氏が決選投票で対決する最悪のシナリオがなくなり、「EUの分断やユーロの危機が取りあえず回避されたことが大きい」と指摘。事前予想通りの結果で、「『隠れルペン』がほとんどいなかったことも、安心感につながった」と言う。

  東証1部33業種は陸運、精密機器、建設、その他製品、医薬品、サービス、銀行、食料品、電機など30業種が上昇。鉄鋼、石油・石炭製品、鉱業の3業種は下落。売買代金上位では、2017年3月期の営業利益が従来計画から上振れ、JPモルガン証券が投資判断を「オーバーウエート」に上げたソニーが高い。ファーストリテイリングやパナソニック、楽天、テルモ、塩野義製薬、池上通信機も上げた。半面、SUMCOやコマツ、JFEホールディングスは安く、今期営業利益見通しは想定外の低さでネガティブ、とメリルリンチ日本証券が評価した東京製鉄は大幅安。

  • 東証1部の売買高は19億2119万株、売買代金は2兆1194億円
  • 上昇銘柄数は1534、下落は381

●債券は下落、仏大統領選受けたリスクオンで売り-日銀オペ減額も重し

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  債券相場は下落。フランス大統領選挙の第1回投票結果を受けて世界的にリスク選好の動きが強まり、外国為替市場で円安が進行し、米長期金利が一段と上昇したことが売り材料となった。日本銀行が残存3年超5年以下の国債買い入れを減額したことも相場の重しとなった。

  長期国債先物市場で中心限月6月物は、前週末比13銭安の150円95銭で取引を開始した。午前の日銀オペ通知後に水準を切り下げ、150円93銭まで下落。午後は151円00銭付近でもみ合いとなり、結局は10銭安の150円98銭で終了した。

  バークレイズ証券の押久保直也債券ストラテジストは、日銀が残存3-5年の国債買い入れオペを減額したのは「5年ゾーンの需給が逼迫(ひっぱく)する中で、仏大統領選を巡るテールリスクが後退したタイミングをとらえた」と説明。ただ、「株高、ユーロ高、円安と米金利上昇の割には、日本国債への売り圧力は強くない。ゴールデンウイークを控えた投資家は買いの目線で見ているようだ」と述べた。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の346回債利回りは、日本相互証券が公表した前週末午後3時時点の参照値より1ベーシスポイント(bp)高い0.02%で始まり、その後も同水準で推移した。新発5年物の131回債利回りは1.5bp高いマイナス0.16%と、18日以来の水準まで売られた。新発20年物の160回債利回りは1.5bp高い0.56%、新発30年物の54回債利回りは1.5bp高い0.77%まで上昇した。

●ユーロ大幅高、ルペンリスク後退で対ドル5カ月半ぶり高値-円全面安

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  東京外国為替市場ではユーロが大幅高。週末のフランス大統領選第1回投票の結果を受け、反ユーロを掲げるルペン大統領誕生への警戒感が和らいだ。対ドルでは一時約5カ月半ぶり水準までユーロ高が進行。円は全面安となり、ドル・円は約2週間ぶりに1ドル=110円台を回復した。

  ブルームバーグ・データによると、ユーロは主要16通貨に対してほぼ全面高。ユーロ・ドル相場は早朝に一時1ユーロ=1.0937ドルと先週末21日のニューヨーク終値(1.0728ドル)から急伸し、ユーロ・円は一時3.4%高の1ユーロ=120円91銭まで上昇し1カ月ぶり高値を付けた。その後は急速に伸び悩み、1.0821ドルと119円ちょうどまで、それぞれ値を切り下げた。午後3時45分現在は1.0834ドル前後、119円35銭前後で取引されている。

  CIBC証券金融商品部の春木康部長は、ユーロは今朝の動きで多少ロング(買い持ち)になっている可能性が高く、「さらにポジティブなニュースが出てこないと上がりづらい」と指摘。「マクロン氏が決選投票で勝利すれば、それ自体はユーロ圏アセットにとってポジティブだろう」と語った。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE