メイ英首相は「厳しい」局面に-マクロン氏が仏次期大統領の公算大で

  • マクロン氏は仏大統領候補の中で最もEU寄り
  • 英国が離脱交渉で「不当な優位」確保するのは許さないと2月に発言

フランス大統領選の来月の決選投票で予想どおり中道・独立系候補のマクロン前経済・産業・デジタル相が勝利すれば、英国のメイ 首相は欧州連合(EU)離脱交渉で「かなり厳しい」局面に立たされることになりそうだ。

  マクロン氏(39)は仏大統領候補の中で最もEU寄りの人物で、2月にロンドンを訪問した際、英EU離脱については「公平な実施」を求め、英国が「不当な優位」を確保することは許さないと発言。EU統合を守るため、そこから離脱する同国が譲歩を過剰に引き出すことを認めない姿勢を示した。

  マクロン氏がこうした発言を行動に移す機会はこれから訪れる可能性がある。23日の仏大統領選第1回投票でマクロン氏は5月7日の決選投票への進出を決めたほか、破れた候補者らから支持を取り付けた。世論調査によれば、決選投票では極右政党・国民戦線のルペン党首に少なくとも20ポイントの差をつけて勝利する見通しだ。

  シンクタンク「変化する欧州の中の英国」のディレクター、アナンド・メノン氏は「マクロン氏はEUの立場から離れない。一部の人々とは異なり、マクロン氏は英国のEU批判に共感しない。同氏から全くそうしたものは得られない」と述べた。

原題:May Faces Rough Ride From France on Brexit If Macron Wins Vote(抜粋)

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