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ソニー株が2カ月半ぶり上昇率-前期速報値が上振れ、投資判断上げ

ソニー株は24日、一時2カ月半ぶりの日中上昇率となっている。同社は21日、前期(2017年3月期)の連結純利益速報値(米国会計基準)が従来予想比2.8倍の730億円になったと発表し、アナリストが投資判断を引き上げたことなどが寄与した。

  ソニー株は寄り付きから買われ、一時前週末比4.6%高の3758円と2月3日以来の上昇率となった。午前10時19分時点では4.1%高の3740円となっている。

  同社は21日の発表資料で、純利益速報値が従来予想から上振れた理由について、営業利益が費用の下振れなどでほぼ全ての分野で想定を上回ったことなどが影響したと説明。前期純利益の当初予想は800億円だったが、電池事業の売却損失や映画事業の減損で10月と2月に2回下方修正していた。

  JPモルガン証券のJ・J・パクアナリストは22日、投資判断を「中立」から「オーバーウエイト」に、目標株価を2800円から4500円へと引き上げた。また、SMBC日興証券の桂竜輔シニアアナリストは21日付のリポートで、ソニーの発表では営業利益速報値がほぼすべての分野で従来の想定を上回るとしていることは「ポジティブな印象だ」とした上で、事業ごとに「遠心力と求心力の是非を見極め、総和として企業価値最大化を目指せる局面にある」と分析した。

  また、日本経済新聞は22日付の電子版で、ソニーの今期(2018年3月期)連結営業利益が5000億円程度と前期推定比約8割増となり、過去最高(5257億円)に迫ると報じた。

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