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米スプリント、Tモバイルとの合併にとどまらない選択肢検討-関係者

  • スプリント幹部は無線周波数帯域の価値を引き出す方法模索
  • スプリントは多額の債務の返済期限が近づきネットワーク投資も必要

ウォール街では米スプリントとTモバイルUSが近く大型合併で交渉を再開すると見込まれているが、スプリントは無線資産需要の最近の高まりを踏まえ、そうした資産の価値を引き出すための他の方法を模索している。

  事情に詳しい複数の関係者によると、スプリントの親会社ソフトバンクは、AT&Tがストレート・パス・コミュニケーションズを16億ドル(約1760億円)という高額で買収したことを受け、より高速なサービスである「5G」に利用可能な無線周波数帯域をスプリントが大量に保有する状況が過小評価されているとの認識を強めている。幹部らはスプリントの周波数帯域の価値をもっと反映させる方法について議論しており、スプリントの無線周波数帯域の一部を別の上場企業にスピンオフする案も検討している。また、Tモバイルなどとのディールでは、スプリントの周波数帯域の部分が適切に補償される必要があるという。

  スプリントの加入者数の伸びは改善し、債務は一段と管理可能な水準になったものの、同社は依然として米携帯電話市場で4位から抜け出せずにおり、3位のTモバイルとの合併は引き続き、AT&Tやベライゾン・コミュニケーションズによりよく対抗する最も明らかな方法だ。さらに、スプリントは多額の債務の返済期限が近づいている上、通信ネットワークへの投資も必要であることから合併の必要に迫られている。ソフトバンクの孫正義社長は、同社の資金でスプリント救済を目指せば、ソフトバンクの株主の怒りを買う恐れもある。

  こうした理由からスプリントにとって合併は依然として可能性が高いものの、Tモバイルとの合併だけでにとどまらない幅広い選択肢を検討している点と、交渉力が以前よりも強まった点は従来との違いだという。

  

Sprint's Next Debt Hurdles

  

Destined for Each Other?

原題:Sprint Said to Look Beyond T-Mobile for Other Deal Options(抜粋)

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