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中南米やアジア支持、最も敬遠は日本-ブルームバーグ機関投資家調査

  • 日本は債券、株式、通貨の全項目で最も弱気
  • 新興国資産は依然割安-BNPインベストメント

北朝鮮や米国、欧州の政治リスクに直面しながらも、新興国資産はこれらリスクから影響を受けにくいと判断され、パフォーマンスが先進国資産を上回る見通しだ。新興国、先進国市場を通じて最も敬遠されたのは日本だった。ブルームバーグの調査で明らかになった。

  この調査は3月29日から4月18日にかけ、アジアと欧州、米大陸の機関投資家やアナリスト15人を対象に実施。株式が債券をアウトパフォームすると予想され、地域別では中南米、次いでアジアが支持された。

Stocks Favored

  新興国資産はゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント、ブラックロックなどが選好。これら諸国の成長見通しが改善されているほか、トランプ米大統領の保護主義的な主張に対して抵抗力を発揮、朝鮮半島で高まる緊張や欧州の選挙から影響を受けにくいことも評価を高めている。

Latam, Asia Seen Outperforming

  BNPパリバ・インベストメント・パートナーズでシニア市場ストラテジストを務めるギレルモ・フェリセズ氏(ロンドン在勤)は「割安な株価水準、商品価格の上昇、通貨増価見通し、米金融当局の慎重な姿勢や堅調な経済成長などを背景に、新興国資産はアウトパフォームする公算が大きい」と述べた。

  またナティクシス・グローバル・アセット・マネジメントのチーフ市場ストラテジスト、デービッド・ラファティー氏は「グローバルな経済成長の継続を背景に新興国通貨の反発は短期的に続くはずだ」との見方を示し、「利回りに相対的な投資妙味があり、インフレ期待が低下しているか十分に抑制されている」メキシコやブラジルなど中南米の債券がアウトパフォームする可能性があると指摘した。

  新興国株式の年初来リターンは約12%で、先進国株式の2倍以上に達した。自国通貨建て新興国国債の指数は7.1%上昇と、ブルームバーグ・バークレイズ世界総合指数の上昇率をやはり2倍以上上回っている。
  

原題:From Latin America to Asia, Emerging Markets Are Favored (1)(抜粋)

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