21日のニューヨーク外国為替市場でドルが堅調。フランス大統領選挙第1回投票が目前に迫る中でユーロは対ドルで1ユーロ=1.0700ドル付近を維持した。この日は概ねポジション調整と連動した動きとなった。21日夜からは大統領選挙に関連する世論調査はブラックアウト期間に入る。

  ドルは主要10通貨の大半に対して上昇した。トランプ米大統領は税制改革に関連し、26日に重大な発表があると述べた。AP通信とのインタビューでは、来週発表される計画の下で個人と法人は「大規模な減税」を享受すると語った。
 
  ニューヨーク時間午後5時現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.1%未満の上昇。ドルは対円で0.2%安の1ドル=109円09銭。対ユーロでは0.1%下げて1ユーロ=1.0728ドル。

  フランス大統領選挙の第1回投票では有力候補者4人による混戦が続いている。投票日は23日。世論調査に基づくと、ルペン国民戦線(FN)党首と中道のマクロン前経済相が決選投票に進むとみられている。調査通りの結果となった場合、ユーロにとってやや支援材料となる可能性があるほか、世論調査に対する信頼感も高まる可能性がある。英国の欧州連合(EU)離脱を巡る投票や米大統領選挙では世論調査とは異なる結果となった。

  このほか共和党のフィヨン元首相とマクロン氏が勝利してもユーロの強材料となる可能性がある。ルペン氏と共産党系のジャンリュック・メランション氏が勝利した場合はユーロにとって非常にネガティブな展開となる可能性がある。

  フランスの選挙結果次第でユーロに対するリスクが高まった場合、円が安全逃避先として恩恵を受ける可能性もある。

原題:Euro Holds Near 1.0700 as Traders Look Toward French Vote Sunday(抜粋)

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