フランス大統領選挙の極右候補、ルペン国民戦線(FN)党首が当選するリスクを市場は過小評価している-。これが、昨年の米大統領選挙でドナルド・トランプ氏の勝利を言い当てたチャールズ・ゲーブ氏の結論だ。

  態度を決めていない有権者が多く中道・左派候補マクロン前経済相の世論調査での優位は簡単に揺らぐとみられること、欧州連合(EU)の下での統合の動きに対する反発が根強いことを同氏は指摘。ルペン氏の勢いは政財界の既成勢力への反発が形になったものだが「市場はこれを信じたがらない」と電話で語った。

  そういうわけで、香港の資産配分コンサルティング会社ゲーブカル・リサーチ創業者の同氏はルペン氏の勝利で利益が出るようなポジションを顧客に勧めている。一つは資金の逃避先になるとみられる英ポンドのロング。もう一つはドイツのインフレ連動債のショート。ユーロ圏のデフレリスクが高まると見込まれるためだ。ユーロ以外の通貨での収入が多い欧州系多国籍企業の株も勧めている。

原題:Analyst Who Predicted Trump Ascendancy Is Betting on Le Pen Win(抜粋)

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