決済ネットワーク世界最大手、米ビザは2017年度通期の増収率見通しを引き上げたほか、50億ドル(約5500億円)規模の自社株買い計画を発表した。これを受け、米株式市場の時間外取引で株価は上昇した。

  20日の発表資料によれば、17年9月期の増収率は従来の予想レンジ16-18%の上限になる見通し。1-3月(第2四半期)の収入は最近買収した欧州事業が寄与し、前年同期比23%増の45億ドルとなった。

  ビザは現金・小切手から電子決済への世界的なシフトを後押しするため、デジタル決済技術への投資や小売業者との提携拡大を進めている。昨年6月にはビザ・ヨーロッパの200億ドルでの買収を完了し、欧州拠点を強化した。

  米株式市場の時間外取引で、ニューヨーク時間20日午後4時22分(日本時間21日午前5時22分)現在、ビザの株価は2.8%高の93.68ドル。年初から20日通常取引終了までの上昇率は17%。

  1-3月期の純利益は75%減の4億3000万ドル(1株当たり18セント)。前年同期は17億1000万ドル(同71セント)。ビザ・ヨーロッパの再編関連費用を除いた1株利益は86セントと、ブルームバーグがまとめたアナリスト32人の予想平均(79セント)を上回った。

  営業経費は40%増の16億7000万ドル。新たに創設したビザ・ファウンデーションへの慈善寄付金の増加などが要因。

  また通期1株利益の伸び率見通しは、従来の「30%台前半」から「1桁台後半」へと引き下げた。

原題:Visa Raises Revenue Forecast, Announces $5 Billion Buyback Plan(抜粋)

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE