ムニューシン米財務長官は20日、米医療保険制度改革法(オバマケア)を撤廃する2度目の試みが失敗しても、トランプ政権がレーガン政権以来最大の税制改革の年内完了を目指していることを明らかにした。

  ムニューシン長官はワシントンでの会合で、「ヘルスケア問題が片付くかどうかにかかわらず、われわれは税制改革をやり遂げるつもりだ。かなり早期に大規模な税制改革を打ち出せるだろう」と述べた。

  下院が取りまとめている国境調整税構想については、「好ましい面もあれば、好ましくない面もある」と述べ、同案を支える通貨調整を巡る懸念に言及した。同案の支持者は米ドルが25%上昇し、輸入品の物価上昇を相殺すると想定している。

  長官は「ドル相場がより強めに修正されれば、輸出に打撃を与える。修正されなければ、物価高となり、特に消費財のインフレにつながる。そうなるのは心配だ」と述べ、「下院と協力し、詳細について議論している」と語った。

  さらに、政権の税制面での優先事項は個人税の簡素化と中間層を対象とした減税、法人税の面での競争力向上だと述べ、政権の税制改革案で連邦政府の財政赤字が増えることはないと付け加えた。
  
原題:Mnuchin Says Tax Overhaul Plan Will Still Happen by Year’s End(抜粋)

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