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NY外為:ドルが対円で上昇、日銀総裁は緩和政策を維持する方針

更新日時

20日のニューヨーク外国為替市場ではドル指数が下げ幅を縮小する展開。ムニューシン米財務長官が税制改革案の提示は近いと述べたことが手掛かりだった。黒田日銀総裁の発言を受けて、ドルは対円で上昇した。

  ニューヨーク時間午後5時現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.1%未満の低下。ドルは対円で0.4%上昇して1ドル=109円32銭。

  ムニューシン長官は税制改革が年末を待たずに実現することを望むと述べ、思い切ったものになるだろうと続けた。

  この日ドルは対円で一時109円49銭に上昇した。黒田総裁は資産購入やマネタリーベース拡大のペースは当面現状を維持すると述べ、極めて緩和的な金融政策を続ける方針であることを明らかにした。

No Haven for Long Yen

  黒田総裁は20日にニューヨークでブルームバーグテレビジョンとのインタビューに応じ、為替レートは短期的に物価上昇に影響を及ぼし得ると指摘した。さらに円が上昇すれば物価上昇率2%を達成する時期が遅れる可能性がある一方で、円が下がればその反対になり得ると述べた。

  円は黒田総裁発言前から軟調に推移しており、ドルや主要通貨に対して下げていた。これまでの上昇に対する反動やストップロスの売り注文が手掛かり。投資家は今月初旬から円を支えてきた安全資産への逃避需要による買いを解消した。

  ユーロは対ドルで0.1%未満上昇して1ユーロ=1.0717ドル。

  フランス大統領選挙の第1回投票を3日後に控え、決選投票への進出を目指す有力候補4人がしのぎを削っている。トレーダーらは混戦にもかかわらずユーロの底堅さに驚いたと述べ、一部投資家はユーロに対する弱気な見方を後退させる可能性があると指摘した。ハリス・インタラクティブとLCPの世論調査によると、支持率ではマクロン前経済相がリードしている。

原題:Dollar Pares Drop, Yen Extends Fall as Kuroda Sees QE Continuing(抜粋)

(相場を更新し、第5段落以降を追加します.)
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