フランス大統領選挙の第1回投票を3日後に控えて公表された世論調査では、マクロン前経済相がリードを固めている様子が示唆されている。これに対し、他候補は同氏に集中砲火を浴びせた。

Emmanuel Macron
Emmanuel Macron
Photographer: Marlene Awaad/Bloomberg

  極右のルペン国民戦線(FN)党首と共和党のフィヨン元首相はいずれも、マクロン氏(39)の姿勢の弱さとあいまいさを批判した。20日公表されたハリス・インタラクティブ/フランス・テレビジョンの調査で、マクロン氏の支持率は25%に上昇、ルペン氏は前回から変わらずの22%だった。フィヨン氏は1ポイント低下の19%と、共産党系のメランション氏に並んだ。ブルームバーグがまとめた総合調査結果ではマクロン氏が1.5ポイント上昇し23.9%。

  23日の第1回投票が迫る中、上位4候補にはいずれも5月7日の決選投票に進む可能性が残る。ルペン氏はいずれの候補との対決となっても決選投票で敗れることを調査結果が示唆している。

  フランスの有権者は長引く景気低迷から同国を脱却させてくれるリーダーを求めている。また、相次ぐテロは既存の政治勢力への信頼を失わせた。歴史的な支持率低迷にあえぐ社会党出身のオランド大統領は不出馬を決め、同党候補となったベノワ・アモン氏も世論調査で他の4人に水をあけられている。メランション氏は今月上旬に大きく支持を伸ばし、決選進出の芽が出てきた。

  ルペン氏は19日夜のマルセイユでの集会で、マクロン氏は決定を下そうとするたびに「失神しそうになる」とやゆした。フィヨン氏は20日付のフィガロ紙で、「イスラム原理主義との闘いについても他のあらゆる問題についてもマクロン氏はあいまいだ」と批判。マクロン氏には「この危険性と効果的に闘おうという決意が感じられない」と論じた。

  マクロン氏の陣営は、同氏が20日にオバマ前米大統領と電話会談し、欧州の未来について話し合ったと電子メールで明らかにした。

  10年物フランス国債とドイツ債との利回り格差は20日、67ベーシスポイント(bp)と先週の75bp前後から縮小した。

原題:Macron Attacked by French Rivals as He Leads in Final Polls (1)(抜粋)
Macron Attacked by French Rivals as Obama Flags His Support

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