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三井生命:ヘッジ外債減らし、社債投資に乗り出す-17年度運用計画

三井生命保険は2017年度の運用計画で、為替リスクを回避(ヘッジ)した外国債券の残高を減らす一方、国債より利回りの乗った社債投資にも乗り出す。前年度は国内金利がマイナス圏に落ち込み、外債に投資せざるを得なかったが、昨年末から超長期金利が緩やかに上昇し予定利率の低い商品では順ざやが確保できる状況も出てきた。

  松多洋一郎運用統括部長は20日の記者説明で、ヘッジコストの上昇で円ベースでの投資妙味は低下しており、「昨年ほど外債が有利とは考えていない」と話す。ヘッジ付き外債の残高は数百億円程度減らす計画。ヘッジコスト上昇に関しては、外債内で米国からユーロ圏へのシフトなどで対応する。松多氏は「ヘッジを外すことは計画に織り込んではいないが、対応策の1つとして検討していく」と述べた。

  国内債全体の残高は数百億円程度減る見通しだが、従来ほとんど投資していなかった社債を中心に投資適格のクレジット投資の残高を増やす考えだ。予定利率の低い保険を売り始めたことや、一部、超長期金利が上昇したことで、順ざやの投資も出てきており、超長期債で「1%を超えると投資目線に入ってくる」という。

  オープン外債は外貨建て保険の売れ行き次第だが、残高は千億円以上増える見込みだ。外貨建て保険は豪ドルと米ドルの商品があり、「今のところ豪ドルが売れ筋になっているが、ここにきて米国金利が上昇しており米ドルのニーズが出てくる可能性がある」とみている。

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