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新たなアノマリー、上海株の下落率は1%未満にとどまる-80営業日超

  • 84営業日にわたり終値ベースの下落率が1%未満-1992年以降で最長
  • 政府系資金が相場下支えとの見方-世界的に変動性低下との指摘も

迷信や当局の介入がしばしば経済のファンダメンタルズ(基礎的諸条件)より価値を持つ中国株式市場では、通常では見られない特異な取引パターンが当たり前のものになっている。

  しかし、そうした中国基準に照らしても、この最新のアノマリーは際立つ。

  上海総合指数は過去2年、上下に大きく振れることで知られたが、ここへきて19日まで84営業日にわたって終値ベースで1%以上の下げを記録していない。これは上海株式市場の設立初期の1992年以降で最長だ。84営業日のうち13営業日は日中の下落率が1%以上となったが、いずれも取引終了までに1%未満の下げに収まった。

越えない一線

  投資家の間には公的資金が相場を下支えしているサインとの見方がある。これはまた、上海総合指数が日中取引で1%以上下落した場合に短期的な買いの機会が提供されることを示す。金曠投資で運用を担当する張海東氏(上海在勤)は「短期的に裁定の余地がある」と述べた。

  中国証券監督管理委員会(証監会)にコメントを求めてファクスを送ったが、現時点で返答はない。

  一方、交銀国際の洪灏チーフストラテジスト(香港在勤)は公的資金が相場を支えているとは思わないとし、「世界的に市場のボラティリティーが低下している」と指摘した。MSCI新興市場指数は昨年12月半ば以降、1%超の下げがわずか4回しかない。

原題:China’s New Market Anomaly: Stocks Refuse to Drop More Than 1%(抜粋)

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