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【個別銘柄】業績上振れNOK急騰、アドテスト高い、日本郵政は下落

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20日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

  NOK(7240):前日比7.1%高の2521円。2017年3月期営業利益は397億円と従来計画を31%上回ったもようと19日に発表。シール事業で自動車や一般産業機械向けに需要が増えた。メリルリンチ日本証券は、大幅な利益上振れはポジティブ・サプライズで、シール、フレキシブル基板(FPC)ともに販売増が貢献していると分析。目標株価を2650円から2900円に引き上げ、投資判断「買い」を継続した。

  アドバンテスト(6857):4.5%高の2013円。JPモルガン証券は19日付で投資判断を「オーバーウエート」、目標株価を3000円と設定し、調査を開始した。半導体メモリーテスターの利益はアップサイクルへと指摘した。また、欧州最大の半導体製造装置メーカー、ASMLホールディングが19日に発表した1-3月期の純利益は4億5200万ユーロと市場予想を上回ったことも後押しした。

  キヤノン(7751):2.7%高の3483円。1-3月期営業利益が前年同期比ほぼ2倍の800億円前後になったようだと20日付の日本経済新聞朝刊が報道した。増益額の7割程度は東芝メディカルの買収効果だったとみられるという。東洋証券の野々村智久アナリストは、コピー機やカメラの成熟分野で下げ止まりが見えてきた上、買収によるシナジー効果が出ている点は評価できると述べた。

  日本郵政(6178):2.7%安の1313円。15年に6200億円で買収した豪物流会社トール・ホールディングスの減損処理を検討しており、損失は数千億円規模となる見込みと日経ビジネス電子版が20日に報道し、午後値を下げた。
  
  ジェイエイシーリクルートメント(2124):9.1%安の1641円。3月度の連結売上高は前年同月比6.8%増の10億1800万円と19日に発表。2月度の19%増、1月度の24%増から伸びが鈍化した。

  日機装(6376):6.1%安の1083円。産業ガス・エネルギー産業向けの装置を展開する米クライオジェニック・インダストリーズ傘下の事業会社4社を買収すると20日午前に発表した。買収総額は約490億円。内藤証券投資調査部の浅井陽造部長は、資金負担が重いため、新株発行など目先の需給悪化が警戒されたと指摘。昨年6月の安値623円から今年3月末の高値1299円まで上昇していたため、利益確定売りが出てきた可能性もあるとみていた。

  住友ゴム工業(5110):2.4%高の1880円。モルガン・スタンレーMUFG証券は19日付で投資判断を「イコールウエート」から「オーバーウエート」に、目標株価を1700円から2200円に引き上げた。5月の第1四半期決算発表では、タイヤ業界全体の堅調な市販需要を背景とした製品値上げ浸透、北米市販SUVタイヤ増加によるミックス改善などの好材料が確認されると想定。17年12月期営業利益予想は670億円と、会社計画の500億円を大きく上回る。

  イーレックス(9517):2.3%高の1246円。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は19日付で目標株価を1453円から1760円に引き上げた。投資判断は「買い」で継続。昨年4月にサービスを開始した低圧部門が順調と指摘、売上高想定の増額と粗利益率改善などを踏まえ、18年3月期営業利益予想を53億5000万円から59億2000万円に増額した。

  明電舎(6508):5.1%高の394円。大和証券は19日付で投資判断を「2(アウトパフォーム)」と設定し調査を開始した。電鉄システム、電気自動車用モーター・インバータ、中小容量水力発電などが成長をけん引し、17年度から2桁営業増益が可能と分析した。18年3月期営業利益予想は前期推定比22%増の110億円、19年3月期は14%増の125億円と試算。目標株価を500円とした。

  ロート製薬(4527):2.1%高の1939円。野村証券は19日付で目標株価を2200円から2700円に引き上げた。投資判断は「買い」で継続。ビューティケア中心の成長から、製薬会社の知見を生かしたビューティケア・医薬品による新たな成長ステージへ切り替わると予想した。

  京都きもの友禅(7615):3.6%安の910円。17年3月期営業利益は6億2500万円と従来計画から23%下回ったもようと19日に発表。和装関連事業の受注高が計画を下回った。  

  タカノ(7885):3.9%高の962円。昨年7月に創立75周年を迎えたことを受け、17年3月期末に1株2円の記念配を実施すると19日に発表した。期末配当は合計で14円となる。

  イノテック(9880):1.5%高の594円。17年3月期営業利益は10億円と従来計画を18%上回ったもようと19日に発表。子会社のプローブカード事業のほか、ガイオ・テクノロジーの組み込みソフト検証ツールなど高収益事業が伸長、コスト削減も寄与した。期末配当予想を7円から8円に引き上げた。

  関門海(3372):14%高の359円。海外第1号店となる「玄品シンガポール」が20日、シンガポールで日系企業も多く進出するタンジョンパガー地区にグランドオープン。海外事業の拡大を見込む買いが入った。同店ではとらふぐ料理以外にもインバウンドの旅行客に人気のかに料理、うなぎ料理も提供する。

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