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米クアルコム:半導体部門の拡大が訴訟懸念を緩和

  • 自動車などの新たな市場への進出が売上高を下支え
  • 1-3月期の調整後売上高と利益はアナリスト予想を上回る

携帯電話用の半導体メーカーで最大手の米クアルコムは19日、自動車やコネクテッド機器といった新たな市場への進出が1-3月(第2四半期)の売上高を支えたことを明らかにした。ライセンス事業での訴訟で成長に悪影響が及ぶとの懸念を和らげた。

  1-3月期の調整後売上高と利益はアナリスト予想を上回った。スティーブ・モレンコフ最高経営責任者(CEO)はインタビューで、半導体部門はスマートフォン以外の需要に支えられ予想を上回る業績だったと述べ、中国の携帯電話市場でも同社は好調だったことをも明らかにした。

Opening Day Of Mobile World Congress 2015

クアルコムの会社ロゴ

Photographer: Pau Barrena/Bloomberg

  同社によると、利益の大半を稼ぐライセンス事業は、アップルが販売するスマートフォンにかかるロイヤルティーからの収入について、全額の受け取りはできていないという。アップルは携帯端末用半導体の市場を独占する立場を乱用しているとしてクアルコムを相手取り提訴しているが、クアルコムは反訴している。

  1-3月期の純利益は7億4900万ドル(約815億円、1株当たり50セント)に減少した。一部項目を除いたベースの1株利益は1.34ドルで、アナリスト予想平均は1.19ドルだった。調整後売上高は8%増の59億9000万ドル。アナリスト予想は58億7000万ドルだった。自動車やネットワーク、インターネット・オブ・シングス(IoT)で使われる半導体の売れ行きが好調だったことが利益を支えた。1-3月期の半導体売上高は前年同期比10%増の37億ドル。

  19日の発表資料によれば、4-6月(第3四半期)の売上高は53億-61億ドルの見通し。一部項目を除いたベースの1株利益は0.90ー1.15ドルの見込み。ブルームバーグが集計したアナリスト予想平均では、売上高は59億3000万ドル、1株利益は1.09ドルと見込まれていた。

  株価は決算発表後の時間外取引で一時2.4%上昇した。

Qualcomm Underperforms

原題:Qualcomm’s Chip Expansion Helps Deflect Lawsuit Concerns (1)(抜粋)

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