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FRB副議長:海外各国は米利上げにより良く対応できる

更新日時
  • フィッシャー副議長:米国の政策引き締めの要因は経済状況の改善
  • 海外経済の下振れリスクは目立って低下しているとフィッシャー氏

 米連邦準備制度理事会(FRB)のフィッシャー副議長は19日、ワシントンで講演し、世界経済が明るくなりつつあると述べ、米国の緩やかな利上げの影響により良く対応できるとの見解を明らかにした。

  FRBが公表した講演テキストによると、フィッシャー副議長は「FRBの緩和政策の解除は米経済の景気拡大継続が主な要因になると予想している」と指摘。「海外各国は」FRBに引き締めを「促す情勢から恩恵を受ける公算が大きい」と述べた。

  さらに、海外の中央銀行の大部分は米国の利上げを受け、各国金融状況への影響を軽減する政策措置を用いて対応できるだろうと付け加えた。講演はメディアに非公開だった。

Dollar Slipping

  フィッシャー副議長は世界経済成長見通しに楽観的な見方を持つ一因として、米国の需要改善を挙げたほか、欧州での失業率低下やインフレ率上昇、中国経済の「基盤がより強固になりつつあると見える兆候」にも言及。こうした状況が、昨年12月以降2回の米利上げに対する金融市場の反応が限定的で、ドルが今年主要通貨のバスケットに対して値下がりしている理由を説明していると語った。

  同副議長はまた、「外国の生産拡大は一段と定着しつつあるようだ。これらの経済の下振れリスクは近年よりも目立って低下している」と指摘し、「海外経済が本格的に回復して米国と海外の景気がかなり良好に足並みをそろえる可能性さえあるだろう」との見方を示した。

  
原題:Fischer Says Foreign Economies Better Able to Handle Fed Hikes(抜粋)

(フィッシャー副議長の発言を追加して更新します.)
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