きょうの国内市況(4月19日):株式、債券、為替市場

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●日経平均が小幅に3日続伸、円高の勢い一服-電機や医薬品高い

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  東京株式相場は日経平均株価が小幅に3日続伸。為替市場で早朝にかけての円高の勢いが一服し、テクニカル指標から見た売られ過ぎの状況も相場全体を下支えした。電機や情報・通信株が高く、パイプラインの臨床試験好結果を受けた協和発酵キリンなど医薬品株も堅調。

  半面、海外原油価格の続落で石油、商社、非鉄金属株など資源セクターは下落、陸運株も安く、TOPIXはマイナスで終えた。

  日経平均株価の終値は前日比13円61銭(0.1%)高の1万8432円20銭。TOPIXは0.11ポイント(0.01%)安の1471.42と3日ぶりの小反落。

  レオス・キャピタルワークスの渡邉庄太ファンドマネジャーは「3月中旬から日経平均で1000円ほど値幅調整し、売られ過ぎ感がある。リスクを取る気分ではないが、持ち高を整理する感じでもない」と指摘。北朝鮮やフランス大統領選など不透明要因はあるが、米国の金利動向も「弱気になる必要はない。長い目で見れば日米金利差で円安方向」と話した。

  東証1部33業種は水産・農林、電機、サービス、情報・通信、その他製品、化学、パルプ・紙、医薬品など17業種が上昇。海運や陸運、空運、石油・石炭製品、倉庫・運輸、不動産、非鉄金属、保険、輸送用機器など16業種は下落。

  売買代金上位では、中国で放電加工機を増産と19日付の日本経済新聞が報じた三菱電機が高い。ブロスマブ(KRN23)の第3相臨床試験で主要評価項目を達成した協和発酵キリン、JPモルガン証券が投資判断を強気に上げたサッポロホールディングスは大幅高。半面、未払い残業代の支払いなどで2017年3月期の営業利益速報値が計画を下振れたヤマトホールディングスは安く、三井物産やトヨタ自動車、JXTGホールディングス、JR西日本も下落。

  • 東証1部の売買高は19億5291万株、売買代金は2兆3172億円と3営業日ぶりに2兆円の大台回復
  • 上昇銘柄数は1043、下落は820

●長期金利が5カ月ぶりゼロ%まで低下、米長期金利の年初来最低更新で

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  債券相場は反発。長期金利は昨年11月以来となるゼロ%まで低下した。前日の米国市場で10年国債利回りが年初来最低を更新した流れを受けて買いが先行した。その後は高値警戒感から長期金利は下げ渋り、20年債入札を翌日に控えた超長期債相場も伸び悩んだ。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の346回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より1ベーシスポイント(bp)低いゼロ%と、昨年11月16日以来の水準で開始した。その後は0.005%へ戻した。午前の日銀オペ通知後も同水準で推移した。

  バークレイズ証券の押久保直也債券ストラテジストは、米長期金利が昨年11月以来の低水準となり、リスクセンチメントで欧米株も売られ、リフレトレードの巻き戻しが続いており、10年金利のゼロ%に驚きはない」と指摘する一方、「ゼロ%は一つの大きな壁だと思うので、マイナス圏に下がっていくか分からない」と話した。

  長期国債先物市場で中心限月6月物は前日比15銭高の151円18銭で取引を始め、午前に151円20銭と17日に付けた5カ月ぶりの高値に接近した。午後は上値がやや重くなり、結局は15銭高の151円18銭で取引を終えた。

●ドル・円は108円台後半、米金利上昇や日経平均上昇が支え

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  東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=108円台後半。米長期金利が5カ月ぶりの低水準から戻したことや日経平均株価の続伸を支えに、終盤の取引にかけて小幅ながら上振れる展開となった。

  午後4時56分現在のドル・円は前日比0.4%高の108円82銭程度。一時は108円90銭までドルが買われた。

  三菱UFJ信託銀行資金為替部戦略トレーディング課の池島俊太郎課長は「日経平均が持ち直したことや米金利が上昇したこともあり、ドル・円も上昇している。北朝鮮情勢や仏大統領選を控えてリスク量を落としてきた動きも、一巡しているのかもしれない」と述べた。

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