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ウォール街に慈雨、レバレッジドローン活況-ゴールドマンもBofAも

  • 高リスクローン案件が過去最高-大手米銀に恩恵
  • 「高利回りは麻薬のよう」、低金利環境で-ヘンドラー氏

利回りが麻薬であるなら、ウォール街はそれを供給するために昼夜を問わず働いている。

  世界の投資家の利回り追求が、大手米銀による高リスク融資の販売を記録的水準に押し上げた。18日に決算を発表したゴールドマン・サックス・グループとバンク・オブ・アメリカ(BofA)も、先週発表したJPモルガン・チェースとシティグループも、1-3月(第1四半期)の引き受け手数料が約40%増えた。

  ビオラ・リスク・アドバイザーズの創業者、デービッド・ヘンドラー氏は「債券投資家は高利回りを麻薬のように求めている。この欲求を満足させるためにウォール街は案件をまとめ続ける」と話した。「ゴールドマン・サックス、バンク・オブ・アメリカ、JPモルガン、シティグループといったコーポレートファイナンスで良い人脈を持つ銀行は、高リスク融資を求める中級の企業とのつながりがあるため有利だ。これが業績の追い風になっている」と解説した。

  企業は今後の利上げをにらみ、世界的な低金利環境の中でリターンを求める投資家からの需要を生かすため、ローンのリプライシングや新規借り入れを急いでいる。大手銀行は1-3月に4340億ドル(約47兆2000億円)のレバレッジドローン(高リスクローン)を取りまとめた。ブルームバーグのデータによれば、これは四半期として少なくとも1999年以来の高水準。このほぼ半分はリプライシングだった。

  こうしたレバレッジドローン案件の増加でゴールドマンの第1四半期の引き受け手数料収入は37%増加。BofAも「レバレッジドフィアナンスの好調」で債券引き受け手数料が38%増となったと、ポール・ドノフリオ最高財務責任者(CFO)が電話会議で明らかにした。

  先週の発表によると、JPモルガンは引き受け業務を追い風に投資銀行部門の収入が34%増。シティは債券引き受け手数料収入が39%増えた。

Narcotic Need for Yield

原題:Goldman, BofA Cash In on a Leveraged-Loan Frenzy Like No Other(抜粋)

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