中国株式市場で今年に入り続いていた相場の安定がほころぶ兆しがある。19日の本土市場で上海総合指数は4営業日続落。心理的な支持線とされる3200を割れている。100日移動平均も下回っており、ボラティリティーを測る指数が上昇している。

  個人投資家が圧倒的多数を占める7兆ドル(約760兆円)規模の株式市場に対する信頼感低下を説明することは容易ではない。証券当局の市場での不正取り締まり強化や朝鮮半島情勢を巡る緊張の高まり、景気加速が中国人民銀行(中央銀行)にさらなる引き締めを促すとの懸念を、投資家は有力な株安要因だとしている。

  投機的な流動資金のバロメーターとなってきた深圳上場の小型株から成る創業板(チャイネクスト)指数は、このまま引ければ2015年9月以来の安値となる。
  
  バプタイズド・キャピタル(上海)のイン・ミン副社長は、「証券当局は最近、投機取引を抑制しようと積極的だ」と述べた上で、株安が行き過ぎれば相場を支えるため政府系のファンドが市場に乗り出してくる可能性があると指摘した。

原題:China Stocks Are Unnerving Investors Again as Losses Deepen (2)(抜粋)

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