フランス大統領選後の株価、気になるなら英国の先例にヒントあり

フランス大統領選のリスクを同国の株価指数CAC40を活用してヘッジしたいなら、英国での先例を思い出すのが最善だ。

  CAC40の主要構成銘柄にはLVMHモエヘネシー・ルイヴィトンやロレアル、サノフィ、エアバスが含まれるが、これら企業は仏国内経済へのエクスポージャーが少なく、ユーロが下落すれば吉と出る可能性がある。英国民投票で欧州連合(EU)離脱が選択されると、ポンドはその後数カ月下落したが、これに伴って同国のFTSE100指数は最高値を更新した。

  仏大統領選でポピュリスト(大衆迎合主義者)が勝利する可能性がある中で、投資家らの緊張は23日の第1回投票を前に続いており、欧州株下落に備えるコストは昨年6月の英国民投票以来の高水準となっている。それでも、グローバル経済へのエクスポージャーが大きい欧州銘柄がファンド資金を域内に呼び込み、CAC40指数は今月に入って2015年8月以来の高値を記録。その後は上げ幅を幾分削った。

  CAC40構成銘柄企業の国内売上高は平均して、売り上げ全体の約4分の1にすぎないことをブルームバーグ集計データは示している。LVMHやダノン、ミシュラン、サノフィ、ロレアル、エアバスなどは、この比率が10分の1に満たない。

  パリに本社を置くアンプルジェストで9億5000万ユーロ(約1110億円)の運用に携わるアルノー・デランゴティエ氏は電話インタビューで、英国民投票「直後の激しい売りの後、英国で何が起きたか思い出してみればいい。ポンド下落に伴い、世界的企業の株価は値上がりした」と説明。「反ユーロの候補者が選ばれた場合、もちろんまずは外国人投資家を中心とする売り圧力を目にするだろうが、LVMHのようにフランス国内でのエクスポージャーが非常に小さい企業のファンダメンタルズに目を向ければ、どうして売りに回ることができようか」と問い掛けた。

  英国民投票以降、ポンドは対ドルで約14%下落。これに対し、FTSE100は投票直前の水準を約13%上回っている。

原題:Déjà Vu as France’s CAC Harks Back to FTSE 100 Before Big Vote(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE