18日のニューヨーク外国為替市場ではポンドが上昇。欧州の取引時間帯からの上げが続いた。ポンドは一時、対ドルで昨年10月以来の高水準となる1ポンド=1.2905ドルに上昇した。メイ英首相は6月8日に総選挙を実施する方針を表明した。

  ポンドは主要10通貨全てに対して上昇。ポンド需要の高まりに応じて、長期間にわたりポンドの売り持ちを保有していた投資家はポジションを解消した。英国が欧州連合(EU)離脱交渉に臨む上で、総選挙はメイ首相にとって基盤強化のチャンスになると受け止められている。17日の世論調査によれば、保守党の支持率は労働党を21ポイント上回った。

  ニューヨーク時間午後5時分現在、ポンドは対ドルで前日比2.2%高の1ポンド=1.2841ドル。ドルは対円で0.4%下げて1ドル=108円43銭。

  英総選挙実施が伝えられた直後のポンドは高下する場面も見られた。公に話す権限がないとして匿名を条件に述べた欧州やトロント、ロンドン在勤のトレーダーによると、ポンドは1.2650ドルを抜けた時点でストップロスの買い注文が発動され始め、1.2800ドルを超えても買い注文が続いた。ポンドが昨年12月以降初めて1ユーロ=0.8400ポンドを割り込んだことも、ストップロスによるポンド買いにつながった。

  TDセキュリティーズは18日付のリポートで、ポンドは第3四半期末までに対ドルで1.29ドルの水準に達すると予想した上で、「予想外の選挙実施の発表を受けて、その水準に達するのが予想以上に早まる可能性がある」と指摘した。

原題:Pound Climbs to 6-Month High After Call for Early U.K. Election(抜粋)

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