欧州株:ストックス600が下落-英国株は大幅安、首相が総選挙目指す
Namitha Jagadeesh連休明け18日の欧州株式相場は下落。幅広い銘柄が売られる展開となった。英国のメイ首相が解散総選挙を目指す方針を表明したことを受け、同国株は大きく売られた。
指標のストックス欧州600指数は前営業日比1.1%安の376.35で引けた。業種別では1業種を除き全て値下がりした。鉄鉱石価格の急落を背景に鉱業株が下げを主導した。
輸出銘柄のウエートが大きい英FTSE100指数は2.5%安。メイ首相が6月の総選挙実施を目指す方針を示しポンドが上昇する中、同指数は欧州連合(EU)離脱を決定づけた昨年6月の国民投票以降で最もきつい値下がりを演じた。
ストックス600指数を構成する鉱業株は3.1%下落。3営業日の下げ幅は昨年9月以降最大となった。シティグループが鉄鉱石相場見通しについて弱気な見方を示したことが嫌気された。
石油・ガス銘柄と建設株も大きく売られ、ストックス600指数を3月27日以来の低水準まで押し下げた。
個別銘柄では、デンマークの宝飾品メーカー、パンドラが12%急落。四半期ディーラー調査で同社の失速が目に見えて明らかになったとして、カーネギーが投資判断を「ホールド」に引き下げた。
原題:European Stocks Slide With FTSE 100 as May Calls for Election(抜粋)
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