トランプ米大統領は、中国に貿易戦争を仕掛けるのをやめたのは同国が北朝鮮の核開発の抑制に取り組んでいるためだとの見方を示した。

  トランプ氏は、中国の習近平国家主席との会談を経て、少なくとも当面は貿易に関し中国に強硬な態度を取らないと考えを改めたという。先週には、中国に為替操作国のレッテルを貼らない決断も明らかにした。

  トランプ氏はFOXニュースが18日放映したインタビューで、習主席は北朝鮮が「大きな問題だということを把握している。それに対処している」とし、「それを踏まえて私がどう出るか。率直に言ってより深刻な北朝鮮という問題に主席が取り組んでいる最中に、貿易戦争を仕掛けるというのか」と自問したことに触れた。

  トランプ大統領は、北朝鮮情勢と先週の米中首脳会談を受けて自身の見解が変わったことを認めた。トランプ氏は会談の前、2日付の英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)とのインタビューで中国は為替操作の「チャンピオン」だと話していたが、会談後の米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)とのインタビューでは中国は「為替操作国ではない」と述べた。

  ただ今回のFOXニュースとのインタビューでは、態度が変わったのは自分ではなく中国だとの見方を示した。「考えてみてほしい。主席があまりに入念に取り組んでいるので、石炭を載せた船の多くが送り返された。燃料は不要になり送り返された。中国はこれまでと同じような取り組み方をしていない。あんな様子はこれまで誰も見たことがない。わが国のためにあれほど前向きな立場を中国が取るのを目にしたのは誰もいない」と語った。

原題:Trump Hails Xi Push on North Korea, Backs Off on Currency Gripe(抜粋)

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