中国経済は1-3月(第1四半期)に6.9%成長と、予想外に2四半期連続で加速したが、これをけん引したのが消費者だ。

  中国で圧倒的な銀行カード決済ネットワークを展開する中国銀聯と電子商プラットフォームで中国2位のJDドットコム(京東)のデータによれば、3月は高級ホテルと飲食店での支出が伸び、オンライン販売も増加した。ただ、1-3月期の映画興行収入は振るわず、自動車販売は減少した。

  投資主導の経済成長からの脱却を手助けしているのが消費者だ。クラブメッド宿泊の旅行やティファニーの宝飾品などが人気で、消費者の高級志向も強まっている。

  みずほセキュリティーズアジアのアジア担当チーフエコノミスト、沈建光氏(香港在勤)は「消費パターンのグレードアップが見受けられる。一段と高級な商品とサービスが求められている」と述べた。所得の伸びの回復力と住宅ブームの資産効果が消費を支えているとも指摘した。

  ただ中国国家統計局が17日発表した経済統計で気掛かりなデータもある。1人当たりの可処分所得(中央値)伸び率が1-3月期は6.7%と、昨年の8.3%から低下。このデータ公表開始(2014年3月)後で初めてGDP成長率を下回った。

原題:Big Data Confirm China Consumer Rebound From Makeup to Club Med(抜粋)

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