ヘッジファンド運営会社エリオット・マネジメントは、アルミ部品メーカー、米アーコニックの経営を巡る不満の主な標的としていたクラウス・クラインフェルト最高経営責任者(CEO)が辞任した後も、取締役会の刷新に向けて戦い続ける考えを表明した。

  資産家ポール・シンガー氏が率いるエリオットは17日の発表文で、株主は取締役会を信頼できないとし、来月の投票ではエリオットが推薦する取締役候補を支持すべきだと訴えた。クラインフェルトCEOは、委任状争奪戦のさなかにエリオットに書簡を送付したことについて取締役会から「思慮を欠いた判断」を露呈したと指摘され、辞任した。エリオットは発表文で、同CEOの辞任を「遅きに失した」動きと呼んだ。

  エリオットは「書簡は完全に誤った中傷でエリオット・マネジメントの上級幹部をどう喝するものと読める。われわれはこの脅しを深刻に受け止め、取締役会に非公式に通知した」と説明。「取締役会の根本的改革に向けた取り組みをこれまで通り進める意向だ」と表明した。

  アーコニックの17日の発表資料によると、米ユナイテッド・テクノロジーズのプラット・アンド・ホイットニー部門元社長のデービッド・ヘス氏が暫定CEOに指名された。ヘス氏は3月10日にアーコニックの取締役に就任していた。

原題:Elliott Prods Arconic Anew After Kleinfeld’s ‘Long-Overdue’ Exit(抜粋)

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