トランプ米大統領はブッシュ政権で財務次官を務めたランダル・クオールズ氏を米連邦準備制度理事会(FRB)の銀行監督トップに指名する計画だ。この選任プロセスに詳しい関係者が明らかにした。

  最終決定が下されていないことを理由に、関係者が匿名で話したところによると、クオールズ氏は国内と国際金融の両分野での経歴を新たな役職で生かすことになる。同氏は現在、ソルトレークシティーに本社を置くプライベートエクイティ(PE、未公開株)投資会社サイノシュア・グループでマネジングディレクターを務める。銀行関連の弁護士としての経験も長い。

  トランプ大統領のクオールズ氏指名が想定通り実現すれば、長い時間を要した銀行監督担当のFRB副議長を探す取り組みは終了する。上院の承認が必要になる同ポストは、JPモルガン・チェースやゴールドマン・サックス・グループなどの大手銀行に対する影響力を持つ。クオールズ氏は承認されれば、2008年の金融危機を受けて導入された銀行規制を一部緩和するというトランプ氏の公約実行において中心的役割を果たすことになる。

  クオールズ氏は国際問題担当の次官補として2002年に財務省に加わった。その後、国内金融担当の次官に昇格した。2006年末に財務省を退き、カーライル・グループに入社。金融サービス業界への投資を専門に手掛けた。

原題:Quarles Said to Be Trump Pick for Fed’s Top Regulatory Post(抜粋)

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