コンテンツにスキップする

予想外の米コアCPI低下、ハト派に勢いも-6月のFOMC

  • 3月の食料品とエネルギー除くコアCPIは1982年以来の大幅な下げ
  • 漸進的なインフレ加速のトレンドが突然停止したとスタンリー氏

米連邦公開市場委員会(FOMC)で6月に追加利上げが決定される可能性を巡り、経済面の裏付けの確かさが若干弱まった。

  労働省が14日発表した3月の消費者物価指数(CPI)は前月比0.3%低下と、予想外のマイナス。食料品とエネルギーを除くコアCPIは前月比0.1%低下と、1982年以来の大幅な下げを記録した。一方、商務省が同日発表した3月の小売売上高(季節調整済み)は前月比0.2%減少と、2カ月連続で減った。

サプライズ

  エコノミストらは1-3月(第1四半期)の個人消費の弱さを既に織り込み済みであり、小売売上高の減少はそれを裏付けるものにすぎないが、企業が価格決定力を回復したと思わせる最近の兆候を考えれば、インフレ統計は驚きだった。

  アマースト・ピアポント・セキュリティーズのチーフエコノミスト、スティーブン・スタンリー氏は「FOMCがより忍耐強くなければならない理由として、どちらの統計もハト派の主張を裏付ける根拠となろう。1-3月期の消費実績が比較的軟調な状況で、漸進的なインフレ加速のトレンドが突然停止した。私がハト派なら『少し待って展開を見極めても害はないのではないか』と言うだろう」と指摘した。

原題:Falling Inflation, Retail Sales Bolster Fed’s Go-Slow Approach(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE