アップルが経営再建中の東芝のメモリー事業に対し出資を検討していると、複数の関係者が明らかにした。東芝は債務超過状態を早期に解消するため、同事業の売却を急いでいる。

  同関係者らによると、アップルはさまざまな選択肢を検討しており、台湾の鴻海精密工業や日本企業連合との共同出資となる可能性もある。さらに、ソフトバンクも協力を検討しており、アップルや鴻海と連携する可能性もあるという。

  4月に分社した東芝メモリ売却の入札でアップルがどういった役割を果たすかなど具体的な方針は未定。ただ、主力製品の「iPhone(アイフォーン)」や「iPad(アイパッド)」に東芝などが製造した記憶媒体のフラッシュメモリーが使われており、東芝メモリの売却動向に関心を示している。鴻海やソフトバンクのほか、日本の金融機関とともに少数株を取得することもありえると同関係者らが話した。

  すでに締め切られた1次入札では、鴻海と韓国のSKハイニックス、米ブロードコムは東芝メモリの事業評価額として2兆円超を提示。鴻海は最大3兆円を応札できることも示唆している。現時点では日本企業は入札に参加していない。

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