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4月13日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は 次の通り。

◎NY外為:ドル小幅反発、イースター控えて薄商い-109円09銭

  13日のニューヨーク外国為替市場ではドルが小幅に反発した。前日は、トランプ米大統領がドルは「強過ぎる」と発言したことに反応し、大きく下げていた。

  米国株はこの日下落。米国がアフガニスタンにある「イスラム国」の施設を標的に、核以外の通常兵器で米軍最大の破壊力を持つ爆弾を投下したことに反応した。

  ニューヨーク時間午後5時現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.1%上昇。ドルは対円では0.1%未満上げて1ドル=109円09銭。対ユーロでは0.5%上げて1ユーロ=1.0613ドル。

  この日の外国為替市場はイースター(復活祭)の祝日を控えて薄商いとなった。ただ来週には、フランス大統領選の第1回投票を前にしたポジション調整が入り、商いが活発になる可能性がある。

  ドルを巡ってはトランプ大統領だけでなく、ブラックロックのラリー・フィンク最高経営責任者(CEO)も「強過ぎる」とし、ドル高が米経済成長鈍化の一つの理由だと語った。そうした発言を受けてドルの見通しには不透明感が広がっている。為替水準については通常、より正確な情報に基づいて財務長官が見解を示すことから、市場はトランプ大統領の発言をどの程度重視すべきか慎重に見極めようとしている。
原題:Dollar Near Session Highs With Modest Gains Before Holiday Break(抜粋)

◎米国株:3日続落、地政学リスクを懸念-銀行決算は好調も売り

  13日の米株式相場は3日続落。銀行決算が予想を上回ったものの、不安定な国際情勢のほか経済成長を巡る懸念が続き、売りが優勢になった。

  フランク・キャピタル・パートナーズのポートフォリオマネジャー、ブライアン・フランク氏は「トランプフレーションは存在しない。公約も実現しておらず、相場上昇の際に織り込んできた材料も実現していない」と指摘した。

  S&P500種株価指数は前日比0.7%安の2328.95で終了。ダウ工業株30種平均は138.61ドル(0.7%)安の20453.25ドルで終えた。

  米国が強力な爆弾をアフガニスタンで使用したと伝わり、中東や北朝鮮の軍事的な緊張を巡る懸念が強まった。金融株は上昇して始まったものの、取引終了までに反転した。

  シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー指数(VIX)は16.1と、米大統領選以降で最高を記録した。

  S&P500種を構成する全11セクターが下落。金融やエネルギーの下げが目立った。

  金融株指数を構成する65銘柄のうち、3銘柄を除いて全て下落した。

  ウェルズ・ファーゴやJPモルガン・チェース、シティグループの取引が膨らみ、金融株の出来高は過去30営業日の平均を14%を上回った。
  
  米国防総省によると、イスラム国の「トンネルや塹壕(ざんごう)」を標的に核以外の通常兵器で米軍最大の破壊力を持つ爆弾を投下した。

  ノースコースト・アセット・マネジメントのファンドマネジャー、フランク・インガーラ氏は「不透明感を強めるにすぎない。米国は軍事的にもっと世界に関与していくという意味なのだろうか」と述べた。
原題:U.S. Stocks Drop Despite Banks’ Earnings Surprise: Markets Wrap(抜粋)
MARKET WRAP: Stocks Fall With Geopolitics in Focus as Banks Drop(抜粋)

◎米国債:朝方の下げを埋める、「イスラム国」標的に最強爆弾

  13日の米国債相場は朝方の下げを埋めた。米国が核以外の通常兵器で米軍最大の破壊力を持つ爆弾を使用し、アフガニスタンにある「イスラム国」の施設を攻撃したことが手掛かりとなった。

  ニューヨーク時間午後2時現在、10年債利回りは前日比ほぼ変わらずの2.24%。30年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)未満上げて2.89%。

  債券相場は5週連続上昇と、週ベースで昨年7月以降、最長の連続高となった。JPモルガン・チェースのテクニカルストラテジストによると、10年債利回りが2.15%を下抜けた場合、さらに1.88%へと下げる可能性がある。  

  米軍司令本部によると、アフガニスタン駐留軍が同国内で活動するイスラム国の施設を標的に大規模爆風爆弾兵器(MOAB)の「GBUー43」を投下した。

  14日のグッドフライデー(聖金曜日)の祝日を控えて、この日は米証券業金融市場協会(SIFMA)の勧告に基づき午後2時までの短縮取引だった。

  トランプ大統領は12日の米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)のインタビューで「低金利政策」が望ましいと発言し、来年任期が満了となるイエレン連邦準備制度理事会(FRB)議長の再指名の可能性に含みを持たせた。前日の米国債はトランプ大統領の発言を材料に上昇した。

  朝方発表された米週間新規失業保険申請件数は23万4000件と、市場予想の24万5000件を下回った。
原題:Treasuries Rally After U.S. Drops Huge Non-Nuclear Bomb on ISIS(抜粋)

◎NY金:続伸、トランプ米大統領のドル強過ぎる発言や仏選挙警戒で

  13日のニューヨーク金先物相場は続伸。北朝鮮やインフレ加速をめぐる不安に加え、ドルは強過ぎるとするトランプ米大統領の発言や、フランス大統領選の第1回投票を控え極右政党、国民戦線(FN)のルペン党首が世論調査でリードしていることが背景。

  ダブリンの金ブローカー、ゴールドコアのディレクター、マーク・オバーン氏は、「眠っていたアニマルスピリットが再び目覚めつつある」と指摘。「トランプ大統領や仏選挙、英国の欧州連合(EU)離脱といった脅威は全てここしばらく続いているが、これらが若干深刻になりつつある」と述べた。

  ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は前日比0.8%高の1オンス=1288.50ドルで終了。

  銀先物5月限は1.1%高の18.51ドル。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のプラチナ先物は1%上昇、パラジウムは0.1%下落した。
原題:Gold Rally Gets Feverish as Trader Survey Flashes Extreme Level(抜粋)

◎NY原油:小反発、市場均衡近いとのIEA見解を好感

  13日のニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が小反発。国際エネルギー機関(IEA)が月報で、主要産油国による減産を受けて世界市場は「均衡に非常に近づき」、1-3月(第1四半期)に在庫が増加したものの、今期には減少するとの見通しを示したことが買い材料視された。

  エネルギー関連の商品に重点を置くヘッジファンド、アゲイン・キャピタル(ニューヨーク)のパートナー、ジョン・キルダフ氏は電話取材に対し、相場は今「若干の岐路に立っている」と指摘。「IEAは世界の在庫が減少に転じようとしていると述べた。だが同時にIEAは、米国の生産増加を過小評価していた可能性がある」と説明した。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物5月限は前日比7セント(0.13%)高い1バレル=53.18ドルで終了。今週は1.7%高をつけ、3週連続の上昇となった。北海ブレント6月限は3セント高の55.89ドルで取引を終えた。翌14日はグッドフライデーの祝日で、ニューヨーク、ロンドンとも立会取引は休場となる。
原題:Crude Caps Third Weekly Gain as IEA Sees Market Nearing Balance(抜粋)

◎欧州株:ストックス600が下落、米大統領発言に反応-銀行株に売り

  13日の欧州株式相場は今週3日目の下げとなった。トランプ米大統 領が前日、「ドルは強過ぎる」と指摘する一方、「中国は為替操作国で はない」と述べたことが材料視された。

  指標のストックス欧州600指数は前日比0.4%安の380.58で終了。前日は1年4カ月ぶり高値まで買い進まれていた。業種別指数では4業種 を除き全て下落。銀行株指数の下げは5営業日目に入った。トランプ氏の大統領当選以来、景気敏感株は上げていたが、ここ最近の取引で失速 した。
原題:European Equities Retreat as Bank Shares Slump on Trump Remarks(抜粋)

◎欧州債:ドイツ国債、上げ消す-米仏国債と同様の展開

  13日の欧州債市場ではドイツ国債先物が、米国債とフランス国債と ともに上げを消す展開となった。
原題:Bunds Pare Gains With USTs, OATs; End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

(NY外為と米国株を更新します.)
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