13日の米株式相場は3日続落。銀行決算が予想を上回ったものの、不安定な国際情勢のほか経済成長を巡る懸念が続き、売りが優勢になった。

  フランク・キャピタル・パートナーズのポートフォリオマネジャー、ブライアン・フランク氏は「トランプフレーションは存在しない。公約も実現しておらず、相場上昇の際に織り込んできた材料も実現していない」と指摘した。

  S&P500種株価指数は前日比0.7%安の2328.95で終了。ダウ工業株30種平均は138.61ドル(0.7%)安の20453.25ドルで終えた。

  米国が強力な爆弾をアフガニスタンで使用したと伝わり、中東や北朝鮮の軍事的な緊張を巡る懸念が強まった。金融株は上昇して始まったものの、取引終了までに反転した。

  シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー指数(VIX)は16.1と、米大統領選以降で最高を記録した。

  S&P500種を構成する全11セクターが下落。金融やエネルギーの下げが目立った。

  金融株指数を構成する65銘柄のうち、3銘柄を除いて全て下落した。

  ウェルズ・ファーゴやJPモルガン・チェース、シティグループの取引が膨らみ、金融株の出来高は過去30営業日の平均を14%を上回った。
  
  米国防総省によると、イスラム国の「トンネルや塹壕(ざんごう)」を標的に核以外の通常兵器で米軍最大の破壊力を持つ爆弾を投下した。

  ノースコースト・アセット・マネジメントのファンドマネジャー、フランク・インガーラ氏は「不透明感を強めるにすぎない。米国は軍事的にもっと世界に関与していくという意味なのだろうか」と述べた。

原題:U.S. Stocks Drop Despite Banks’ Earnings Surprise: Markets Wrap(抜粋)
MARKET WRAP: Stocks Fall With Geopolitics in Focus as Banks Drop(抜粋)

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE