コンテンツにスキップする

ブルックリンの住宅が急騰、ここ7年で最も値上がり-物件はひっ迫

米ニューヨーク市ブルックリン区で住宅価格が急騰、過去7年間で最も激しい値上がりとなっている。住宅在庫は過去最低に近い水準まで逼迫(ひっぱく)しており、購入希望者による買値引き上げ競争が激化してきた。

  不動産鑑定のミラー・サミュエルと仲介のダグラス・エリマン・リアル・エステートがまとめた13日付のリポートによると、ブルックリン区のコンドミニアム(分譲マンション)、コープ住宅(共同保有の集合住宅)や一戸建て、2-3世帯集合住宅の購入は今年第1四半期に2800件と、前年同期比で46%増加した。市場で売りに出ている物件は3月末時点で20%減の2290戸と、2008年にデータ集計を開始して以降、2番目に低い水準となった。

  米不動産仲介会社コーコラン・グループでブルックリンの販売を担当するフランク・パーセシーペ氏は「一言で言えば物件に飢えている」と述べ、「われわれは物件不足に悩まされており、住宅購入希望者は市場にある物件なら何でも買い占める勢いだ」と続けた。

  マンハッタンでは物件増加に伴い購入希望者に交渉の余地を残しているが、ニューヨーク市5地区の中で最も人口が多いブルックリンと、それに隣接するクイーンズには物件を選択できる余地はほとんどない。特にリセッション(景気後退)後の建設ブームでは賃貸物件が中心で、高級分譲物件は限られている。

Homebuyers Swarm Brooklyn

  ブルックリンで住宅を物色する購入希望者は売り主の言い値を上回る価格水準を受け入れることをいとわない。さらに販売価格が割安ならば、購入希望者が初めから高めの金額を提示する可能性が高い。ミラー・サミュエルとダグラス・エリマンによると、第1四半期の住宅販売のうち売り主の希望価格を上回る価格で売却されたのは全体の22%、ワンルーム物件ならば同50%。分譲や戸建て物件に比べて割安とされるコープ物件でも同37%だった。

  同リポートによると、ブルックリンの販売に対する在庫比率はわずか2.5カ月と、ここ9年間で最低だ。

  コーコランの不動産ブローカー、マーク・マートフ氏は「物件の内覧会では購入希望者がその場で『どうすれば取引を成立させられるのか。何をすればいいのか』と助言を求めてくるほどだ」と話した。

原題:Brooklyn Home Sales Jump Most Since ’10 With Listings Near a Low(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE