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損失隠しの刑事責任免れた元トレーダー、クレディSを不当解雇で訴え

  • ロヒト・ジャー氏がロンドンの雇用審判所に訴えを起こした
  • 検察側は証拠の矛盾を認め、ジャー氏の刑事責任を問えず

約1800万ドル(現在の為替レートで約19億6000万円)の損失を隠した責任を問われ、スイス銀行2位のクレディ・スイス・グループを解雇された元トレーダーが、不当解雇で同行を訴えたことが分かった。

  事情に詳しい関係者2人と裁判文書によれば、ロンドンの雇用審判所に訴えを起こしたのは上場投資信託(ETF)のトレーダーだったロヒト・ジャー氏。係争中であることを理由に関係者の1人が匿名を条件に語ったところでは、4月に予定されていた審理は夏まで延期となった。

  ジャー氏は数百万ドルの損失を隠す目的でETFのポジションを偽った疑惑を巡り2013年に解雇され、15年に訴追手続きが取られたが、検察側が証拠の矛盾を最終的に認め、同氏は刑事責任を問われなかった。 同氏のビザ(査証)はクレディ・スイスでの勤務が条件だったため、解雇後は働けなくなったと代理人の弁護士が裁判所で昨年述べていた。

  ジャー氏にリンクトイン経由でコメントを求めたが、これまでのところ返答はない。クレディ・スイスは、コメントを控えている。

原題:Fired Banker Sues Credit Suisse After Rogue-Trader Case Collapse(抜粋)

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